赤ちゃんが緑色のうんち!病気の心配はない?原因と緑になりやすい時

緑うんち育児の悩み
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赤ちゃんの初めてのオムツ交換、オムツを開けると緑色のうんちが出ていてビックリした。というママは多いのではないでしょうか?

私も初めて見た時は、病気じゃないの?と慌てました。

茶色が普通だと思っているので、違う色のうんちが出ると焦りますよね。

特に初めての子育てでは、いつもと違う色・状態だと不安になり慌ててしまいます。

赤ちゃんのうんちは健康状態によって色が変わります、赤ちゃんは言葉が話せないので毎日オムツ交換の時にうんちの色や状態を確認し、体に異変が起きていないかチェックしましょう。

 

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赤ちゃんのうんちの色は体調を表すバロメーター

体調のバロメーター

出産後、病院に入院している間はうんちの色に異常があっても看護師さんにすぐに相談できますが、自宅に帰ってくると一人になり、いつもと違う色や状態に不安になるママも多いのではないでしょうか?

母子手帳にはうんちの色で健康状態を確認できるカラーの確認ページが付いています。

産まれたての赤ちゃんは緑、2週間くらい経つと黄色になります。母乳かミルクによって色や柔らかさは変わりますが、黄色っぽくて柔らかいうんちであれば健康なので問題ありません。

病気になると白や赤のうんちが出ます。

 

赤ちゃんの健康状態を簡単に把握できるのが、毎日のオムツ交換です。

1日に何度もオムツ交換をするのでだんだんとうんちの色や状態を自然に覚えていきます。いつもと違う色や状態のうんちが出た場合に、落ち着いてすぐに対応することが大切です。

 

赤ちゃんのうんちが緑色の原因は?

緑うんちの原因

胎便

初めてのうんちにはママのお腹にいる時に飲んだ「羊水・腸液」が含まれていて、胎便と呼ばれる緑色のうんちをします。

多くのママが産まれてすぐの赤ちゃんのうんちを見てビックリすると思います。

赤ちゃんなら誰でも最初は緑色になり、健康なうんちなので心配はいりません。

母乳やミルクを飲み始めると、だんだん黄色いうんちになってきます。

 

胆汁に含まれるビリルビンの酸化

胆汁の中にはビリルビンという黄色の色素が含まれていて、このビリルビンがうんちの色を黄色くしています。

入院中に黄疸の検査をする為に、ビリルビンの数値を測ります。と言われませんでしたか?

黄疸は、血液中のビリルビン濃度が高くなり皮膚や白目が黄色くなってしまう現象です。

ビリルビンは十二指腸で分泌され腸で吸収されるのですが、腸の機能が低下すると吸収量が減り、ビリルビンの量が増えます。ビリルビンは酸化すると緑色になります。長い間おなかにとどまったり、大量に増えたり、することで酸化しやすくなりうんちが緑色になります。

 

食べたものの色

赤ちゃんの場合、消化器官の発達が未熟なので吸収量が少なく、うんちの色が緑っぽく見えます。

母乳やミルクを飲みすぎた時に消化不良で、うんちが緑になる事があります。

離乳食が始まって、ブロッコリーやホウレン草を多く食べると緑色、トマトやニンジンを食べると赤色のうんちが出る事もあります。

消化器官の発達が未熟で食べた物がそのまま出てきているだけで、心配はいりません。

 

赤ちゃんのうんちが緑色になりやすいのはどんな時?

どんな時に緑うんちになりやすい

胎便や消化機能の未発達など、緑色のうんちが出ても心配のない時が多いけれど、どんな時に緑色になりやすい?知っていれば対策が出来ますし、安心ですよね。

 

ロタ予防注射を受けた時

生後2ヶ月になるとロタの予防注射を受けますが、予防注射の後に緑のうんちが出る赤ちゃんもいます。

予防注射は腕に注射針を刺すタイプが多いのですが、ロタだけは口から飲むタイプになります。

なぜ、ロタの注射を受けた後に緑色のうんちが出るのか、理由ははっきり分かっていません。

赤ちゃんの消化器官は未熟なので対応しきれなかった、ロタの影響で肝機能が一時的に低下した等の理由で、下痢っぽいうんちや緑色のうんちをすることが考えられます。

注射の後、発熱や機嫌が悪いなどの副作用が他になく元気であれば、心配はいりません。

 

便秘や下痢の時

うんちの回数が少なく便秘気味の時、逆に下痢の時は緑になる場合があります。

便秘で腸の中にとどまる時間が長い時や、おならが多い時はビリルビンが酸化されやすい為、緑色になります。

私の子どもも緑のうんちが出ている時は下痢や便秘の時が多かったように思います。

 

また、母乳を飲んでいると母乳に含まれる乳糖という成分が乳酸菌の生成を促すため下痢になりやすく、おっぱいやミルクを飲むときに空気を一緒にたくさん飲みこんでしまうので緑色のうんちになる事もあります。

 

体調がよくない時

体調がよくない時は肝機能が低下することがあります。ビリルビンは腸で吸収されるのですが、肝機能が低下して長い間おなかにとどまったり、大量に増えたり、することで酸化しやすくなりうんちが緑色になります。

 

赤ちゃんのうんちが緑色だと病院に行く必要はある?

病院に行く必要はある?

緑色のうんちが出ても、問題ないことが多いので、母乳やミルクを飲み、笑ったり泣いたりといつもと変わらず元気であれば慌てず自宅で様子を見ていて大丈夫です。

 

しかし、緑色のうんちがずっと続く、機嫌が悪い、食欲がなく元気がない時は体内で異常が起きてうんちが緑色になっている場合もあります。

  • 黄疸
  • 溶結性貧血
  • 腸炎

が原因でうんちが緑色になっている場合は治療が必要になります。

何かおかしいな?と思ったら小児科を受診しましょう。

 

赤ちゃんのうんちが緑色の対処法

緑うんち対処法

腸内環境を整えて便秘や下痢を予防する

うんちの回数がいつもより少ないなと思ったら、いつもよりしっかり水分補給をします。離乳食が始まっている場合は食物繊維の多い青菜や豆類を取り入れて献立を考えましょう。

オムツ交換の時に「の」の字マッサージ、足のストレッチを行うのも便秘解消に効果的です。

 

体を冷やさない

体が冷えるとおなかの機能が低下します。日中は活動量が多いですが、寝る時は冷えないようにパジャマや腹巻でお腹を温めましょう。夏でも冷房を付けて寝る時は要注意です。

 

ママの食事を管理する

母乳が出やすいようにと食事に気を付けているママは多いと思います。

しかし、夏は素麺や蕎麦などの体を冷やす物、辛い物やスパイスが効いた刺激物、パンが好きなママは小麦、大豆を食べすぎると赤ちゃんの体調を崩すことがあります。

深刻に考えると疲れるので、気軽な気持ちで食事管理するだけで問題ありません。

 

赤ちゃんのうんちで気になるのはこんな時

気になるうんち

緑色のうんちの他にも赤、白、黒色のうんちがでることがあります。

離乳食で食べた物が原因でうんちの色が変わる事もあります、食事の後1,2回でまた黄色っぽいうんちに戻れば心配いりません。

病気が原因で赤、白、黒のうんちが出る時は、いつもと違う色や状態のうんちが続く、熱がある、元気もなく母乳やミルク、離乳食も受け付けない等の症状が出てきます。

原因や対処方法を知っていると慌てず対応できます。次のようなうんちの場合は赤ちゃんの症状や様子を見て病院に連絡し、医師に相談することをおすすめします。病院に行く時は、うんちをしたオムツを何重にもビニール袋に入れて持って行ったり、写真を撮ったりしてうんちの状態が伝えられるようにすると医師も判断がしやすくなります。

 

赤いうんち

ニンジンやトマトを離乳食で食べると、消化器官が未熟でそのまま出てくるため、うんちが赤くなることがあります。

O-157のような細菌性の大腸菌やサルモネラ菌に感染すると消化管から出血するため、大量の鮮血が混じった、イチゴジャムのような真っ赤なうんちが出ます。

 

黒いうんち

のり、肉を離乳食で食べると、うんちが黒くなることがあります。

胃や十二指腸など体の上の方で出血すると、うんちとして出るまでに時間がかかり酸化する為、血液が混じった赤黒いうんちがでます。

 

白いうんち

ロタウイルスに感染すると酸っぱい匂いがする、米のとぎ汁のような白っぽいうんちが出ます。

 

うんちは喋れない赤ちゃんの体調を表すバロメーター

体調のバロメーター

いつものうんちの色や状態を知っていると赤ちゃんの体調管理が楽に出来るようになります。

オムツを交換する時は、健康状態を知るチャンスなので、日頃からうんちの状態をチェックしておきましょう。

とは言っても、普段からオムツ交換をしているママは自然と記憶してしまうと思います。少しでも気になることがあったら遠慮せずに誰かに相談してみましょう。

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