赤ちゃんの首すわりに効果あり!医師もすすめるうつ伏せ練習とは?

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生後1ヶ月頃を迎えると、医師や助産師さんなどに、赤ちゃんのうつ伏せ練習を勧められますが、不安や疑問に思うママも多いと思います。

私も初めは「まだ生まれたばかりなのに、うつ伏せ練習をしても大丈夫なの?」と不安になりましたが、赤ちゃんの体の発達にとても効果があると知り、実践してきました。

そこで今回は、赤ちゃんのうつぶせ練習について詳しく説明をしていきます。

 

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赤ちゃんのうつ伏せ練習とは?

うつぶせ(腹這い)

周りから、うつ伏せ練習をしましょうと勧められると、「うつ伏せ練習とは?・・・」と思いますよね。

私も「なんだろう?・・」と思いました。
そもそも、睡眠中にうつ伏せになっていると乳幼児突然死症候群(SIDS)の心配があるからと聞いていたのでうつ伏せと聞いただけでちょっとドキッとしてしまいます。

うつ伏せ練習とは、名前の通り、うつ伏せの姿勢で寝かせ、赤ちゃんが自分で頭を上げ、体を動かすことで筋力を鍛える運動です。特に首の筋力を使うため月齢の低い時期から練習をすることにより赤ちゃんの首すわりや体の発達に効果があります。赤ちゃんの機嫌の良い時に行うことをおすすめします。

 

赤ちゃんにどんな効果がある?

うつぶせ(腹這い)

月齢の低い赤ちゃんは、まだきちんと体が発達していないので、抱っこをする時・お風呂に入れる時・授乳をする時など、グラグラの頭と首を優しく支えながら、気を付けて抱っこをします。

しかし、たまに頭がグラッとなる時がありませんか?

月齢の低い赤ちゃんは、自分で体を動かすことが出来ず、首の筋力もまだ発達をしていないので、重たい自分の頭を支えることが出来ません。そこで、無理のない短時間のうつ伏せ練習をすることによって、首の筋力が鍛えられて、赤ちゃんの首すわりや寝返りを促し・背中の筋力も鍛えられる効果があります。

他に、運動神経発達・肺機能を強くする効果もあります。

うつ伏せ運動は、赤ちゃんのあらゆる体の発達に効果があるので、ぜひ実践してみてください。

 

赤ちゃんの首すわりとは?

うつぶせ(腹這い)

赤ちゃんは、生まれてからしばらくの間(3ヶ月~6ヶ月ぐらい)首の筋肉がまだしっかりと発達していなので、自分の頭を首で支えることが出来ません。

月齢が進むにつれて、少しずつですが首の筋力が鍛えられ、自分の頭を持ち上げることが出来るようになります。

赤ちゃんが自分で左右・上下に頭キョロキョロと動かすこと出来る、ママやパパの支えがなくても縦抱き抱っこが出来るようになることを首がすわったと言います。

首すわりは、一般的には、3ヶ月から6ヶ月頃です。

初めての育児では分からないことが多く、育児書を読み、友達の子どもと比べたりして、我が子の成長が遅いと感じると不安になりますよね。私も新米ママの頃は不安に思うことがたくさんありましたが、我が子を育てる中で、赤ちゃんの成長はとても個人差があるということを実感しました。

しかし、6ヶ月頃を過ぎてもなかなか首がすわらない時は、赤ちゃんの発達に注意が必要な場合があります。

表情が硬く、体にいつも力が入っているなどの状態がある時、脳性麻痺・筋肉の病気などの病気が考えられます。すべての赤ちゃんが、そうだということではありませんが、心配な時は一人で悩まずに、医師や助産師さんに何でも相談することをおすすめします。

 

赤ちゃんのうつ伏せはいつからいつまで練習する?

うつぶせ(腹這い)

うつ伏せ練習の練習期間は、気になりますね。

赤ちゃんのうつ伏せ練習は、病院よって、新生児からでも良いという意見もありますが、基本的には赤ちゃんの様子を見て始めます。

目安としては、生後1ヶ月頃から、赤ちゃんの無理のない範囲の時間から、必ずママやパパが側で見守りながら練習し、自分で寝返りが、出来る時期(5・6ヶ月頃)まで練習します。

自分で寝返りが出来るようになると、赤ちゃんの好きな時に、自分で寝返りをして、うつ伏せになります。

私もそれくらいの赤ちゃんの状態の時期に、自然と練習することが減っていきました。

「○○まで練習する!!」と決めたりしなくても、自然と減っていくので、ママはゆったりと構えていて大丈夫です。

自分で、寝返りがスムーズに出来るところまで成長した時点で練習も終わりです。

 

赤ちゃんのうつ伏せ練習の方法

うつぶせ(腹這い)

うつ伏せ練習が、赤ちゃんの発達に良いと知っても、練習の方法が良くわからないママは多いと思います。

私は初め、赤ちゃんをうつ伏せの姿勢にする方法から、わかりませんでしたが、慣れてくるとスムーズに出来ようになり、そばで見守りながら楽しく練習をすることができました。

練習方法をマスターして、楽しく練習をしてみましょう。

 

うつ伏せの姿勢にしよう

最初、慣れるまではママが、赤ちゃんを抱っこしたままゆっくりと仰向けになり、赤ちゃんをそのまま横にずらし、うつ伏せの姿勢にします。

慣れてきたら、仰向けに寝ている赤ちゃんの首と頭をグラグラしないようにママの手で支え、反対の手を赤ちゃんの脇に入れ、腕で受けるようにし、首を支えながら体を反転させ、うつ伏せの姿勢にします。そして、息がしやすいように、首を左右片方に向かせます。

勢いよく反転すると、赤ちゃんはびっくりして、泣きだし嫌がります。

必ず、ゆっくりと反転してから、うつ伏せの姿勢にしましょう。

 

短い時間から始めよう

最初は、うつ伏せの姿勢を10秒程度から始めます。

慣れてきたら、1分・2分と徐々に時間を増やしていきます。

回数も1日1回から2回と赤ちゃんの様子を見て増やしていきます。

日々繰り返し練習をしていくことで、少しずつですが、赤ちゃんの成長を実感することが出来ますよ。

時間内で自分の体を動かし、頭を持ち上げようしている時は、ママやパパは、「がんばれ~!」と応援しましょう。

自分でしっかりと頭を上げることが出来るようになってくると、「ニコッ」と笑ってくることがありとても癒されます。そしてその時は、シャッターチャンス!です。可愛くて、私も何枚も取りました・・・。

 

仰向けの姿勢に戻そう

赤ちゃんに無理のない範囲で練習が終わった後は、仰向けの姿勢に戻します。

股の間から手を入れ、お腹を支え、反対の手で頭を支えながら、ゆっくりと戻します。

目標の時間になっていなくても、赤ちゃんが嫌がり、泣き出したときは練習をやめ、仰向けに戻しましょう。仰向けに戻しても泣き止まない時は、抱っこをして安心させてあげましょう。

 

赤ちゃんのうつ伏せ練習をする時の注意点

うつぶせ(腹這い)

 

うつ伏せ練習を始めると、「赤ちゃん、苦しくないかな?・・・」と心配になりますよね。

赤ちゃんの首すわり・寝返り・体の発達を促す効果があることに執着してしまい、赤ちゃんに無理をさせないためにも、下記のことを注意してうつ伏せ練習をしましょう。

 

  • 必ずママやパパが付き添い、赤ちゃんから目を離さないこと。
  • 赤ちゃんの機嫌が悪い・苦しそうにした時は、すぐにやめること。
  • 柔らかすぎる座布団やクッションの上では、窒息の危険があるので布団やマットなどの上で行うこと。
  • 赤ちゃんの顔周辺に物を置かないこと。(窒息の危険)
  • 授乳・ミルクを飲んだ直後は、行わないこと。(吐き戻し防止)
  • うつ伏せの姿勢の状態で、赤ちゃんを絶対に寝かせないこと。

(うつ伏せの姿勢が気持ちよくなり、寝てしまう赤ちゃんがいますが、乳幼児突然死症候群や窒息の危険があります。)

 

うつ伏せ運動とうつ伏せ寝の違い

うつ伏せ運動と聞いて、うつぶせ寝とゴチャゴチャになり、「危険なのでは・・・」と思うママは多いと思いますが、うつ伏せ運動とうつ伏せ寝は違います。

 

うつ伏せ寝

うつぶせ寝は、赤ちゃんをうつ伏せにしたまま寝かせて放置してしますことです。窒息死や乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性があるので危ないと言われています。

 

うつ伏せ運動

うつ伏せ運動は、赤ちゃんの体の発達を促す運動で、注意をしっかりと守って行う場合は、危険ではありません。

 

赤ちゃんの首が座ると成長を実感する

うつぶせ(腹這い)

 

赤ちゃんの首がすわると、「おんぶが出来る!」や「縦抱っこが出来る!」と嬉しくなるママは、多いと思います。私も嬉しくなり、ほっと一安心しました。また、首が座るまでは抱っこが怖いと感じるパパも多いようです。

おんぶや縦抱っこが出来るようになると、育児や家事など様々なことの負担が軽減されます。そして、赤ちゃんとの遊びの幅も広がり、ますます楽しくなってきます。

首が座り、起き上がっていることが多くなると、フニャフニャしていた赤ちゃんの体が、一気にしっかりしたように感じます。でも、まだ腰はすわっていないことを忘れてはいけません。座るときは、支えが必要なので注意をしましょう。

赤ちゃんは、起き上がっている時間が増えてくると、ねんねをしている時とは、違う世界を見ることが出来て嬉しくなります。おんぶや縦抱っこをして、散歩やお出かけをたくさん楽しんでください。

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