赤ちゃんが使っているエプロンに黒カビが!
黒カビを見つけただけで意識が遠くなって現実逃避したくなります。
家で使っている間は大丈夫だったけど、保育園に通いだしたら黒カビが発生したというママも多いはずです。
今回は、赤ちゃんのエプロンの黒カビについて紹介します。
赤ちゃんのエプロンに黒カビがはえる原因
エプロンは毎日使用する物で使用頻度も高いため、気付いたらところどころに黒いポツポツした黒カビが生える事も珍しくありません。
カビはジメジメしたところに発生するイメージがありますが、黒カビが生える原因となるものは主に4つあります。
食べ物のカス、よだれなど
黒カビの大好物は、洗い残しの洗剤カスや食べ物のカス、よだれなどです。
栄養となるものがエプロンについていると、カビが発生しやすくなります。
洗濯槽のカビ
洗濯槽の裏側がカビで真っ黒になっていると、エプロンや衣類がカビ臭くなったり、カビが増殖しやすくなったりします。
湿度
空気中の水分が多いほど発生しやすく、一般的に湿度が60%を超えるとカビが発生しやすくなると言われています。
カビはジメジメした場所や、濡れたものが大好きです。
温度
カビが発生しやすい温度は20~30℃と言われており、特に25℃前後で活発になります。
30℃以上になると発生しにくくなりますが、冷蔵庫のように低い温度でも発生します。
洗うまでの時間が長い
自宅であれば、エプロンを使用後すぐに洗う事が可能ですが、保育園などで使用したエプロンは袋にしまわれ、帰宅するまでは濡れた状態のまま密封されています。
多くの保育園では、給食の食べこぼしがついたままのエプロンをくるくる丸めてビニール袋に入れて持ち帰ります。
袋の中のエプロンは、食べ物のカスもあり、湿っぽくて生暖かい、カビにとってはとても居心地の良い住処なのです。
濡れたままの洗濯物を溜め込んだり、生渇きのまま収納したりしてしまうのも、カビが発生する原因となっています。早めに洗うように気を配りましょう。
黒カビの発生を予防する方法
黒カビは1度発生すると、生地の繊維の中に黒カビの根を生やしてしまい、表面上のカビの胞子や菌糸を取り除いたとしても根が残り完全に除去するのは難しいと言われています。
黒カビが生えてしまう前に、しっかりと予防をしましょう。
つけ置きする
保育園の使用済みエプロンは、帰宅したらすぐに袋から出して洗濯洗剤で漬けておきます。
水で漬けるよりは、お湯で漬けた方が汚れも落ちやすいです。
汚れがひどくて心配な時には、お湯に重曹を入れて漬け置きしてみて下さい。
重曹と、殺菌・消臭効果のあるティーツリーオイルを併用する方法もあります。
エプロンの素材を見直す
通気性が悪い生地や厚手の生地、タオル生地などはカビが発生しやすい生地です。
乾きやすい薄手の生地や、ビニール素材などのエプロンを選ぶという方法もあります。
煮沸消毒をする
使用済みエプロンをよく水洗いして、レンジで1分ほど熱したり、鍋で茹でたりする事で殺菌を行います。
鍋にいっぱいの水を入れて、重曹を大匙1~3くらい入れて20分ほど弱火で煮ても殺菌になります。
お湯が冷めたら流水で洗い、洗濯機で洗濯をします。
煮沸や加熱は、臭い取りにも効果があります。
酢水でスプレーをする
軽くゆすいで、酢水を作ってスプレーすれば除菌にもなります。
酢と水の割合は酢対水が1対2くらいになるようにすると良いようです。
クエン酸水をスプレーするという方法もあります。
衣類用殺菌スプレーをかける
ヌーラビオなどのスプレーを使用する方法があります。
ヌーラビオは衣類用の殺菌スプレーで、ニオイ菌の発生を長時間防ぎます。
また、使用前にスプレーしておくと抗菌加工になり、洗濯するまで臭いの発生を予防します。
殺菌効果が99.9%もありながら安全性も高く、赤ちゃんのエプロンにも使用する事が出来ます。
使い捨てのエプロンを使用する。
どうしてもカビを生やしたくない時には、使い捨てのエプロンを使用するのも方法の1つです。
使い捨てであれば、食事の度に新しいものに変えるため、臭いやカビの心配がなくお手入れも不要です。
たくさん入っていて低価格のものもありますが、ほかのエプロンに比べてコストがかかります。
発生してしまった黒カビの対応策
注意をしていても黒カビが発生してしまう事があります、そんな時は下記の方法を試してみて下さい。
塩素系漂白剤を使用する
ハイターなどの塩素系漂白剤を水で薄めて、ペーパータオルや綿棒などにつけて黒カビにトントンと押し当てます。30分ほどそのまま置き、洗剤を付けた部分だけよく揉みながら水で流していきます。
カビの完全除去は難しく、長時間置きすぎたり、漂白剤が強すぎたりすると色落ちする事があります。
煮沸消毒をする
予防策でも紹介しましたが、発生してしまった黒カビの対策としても煮沸消毒は有効です。
鍋でお湯を沸かし、重曹と中性洗剤を入れて30分煮ます。
ひどい汚れには、洗剤を汚れに直接かけて、数分間経ってから鍋で煮ます。
これを繰り返し行うことで、カビが目立たなくなります。
素材によっては、生地の劣化や傷める可能性があります。
お湯に漬け込む
容器にお湯を入れて、重曹と酸素系漂白剤を加えて1時間漬け込みます。
塩素系洗剤に比べて酸素系洗剤は刺激が少ないと言われています。
カビそのものは45℃以上のお湯で死滅しますので、45℃以上のお湯で漬けるようにします。
重曹や洗剤を入れずにお湯に漬けておくだけでも効果があるというママさんもいました。
60℃くらいのお湯なら10分間、沸騰したお湯なら5分間ほど漬けておくと良いようです。
漬け込んだ後は水ですすぎ、中性洗剤で手洗いをします。
素材や色つきのもの、柄があるものには向きません。
カビキラーを使用する
カビキラーをスプレーして漂白するというのも方法の1つです。
黒カビもかなり落ちるようですが、子どもの使用するものにカビキラーを使うのは心配という声もあります。
黒カビを予防して楽しい食事をしよう
赤ちゃんには清潔な環境で食事をしてほしいですよね。そのためには黒カビが出ないように予防することが大切です。
保育園に通いだしたら赤ちゃんの成長に合わせて買い替えるつもりで定期的にエプロンを見直すのもおすすめです。
実際に、赤ちゃんのエプロンは成長段階や食事のシーンによってベストな物が変わってきます。
健康で楽しい食事ができるようにしていきましょう。
コメント