安全情報の更新(2026年10月8日):本文の一人称は寄稿ライターの当時の体験です。園長本人の実体験ではありません。過去の方法をそのまま現在の推奨とせず、安全に関わる助言を修正しています。元の写真は旧掲載の記録であり、写っている寝姿勢・寝具を安全な睡眠方法として推奨するものではありません。眠る時は赤ちゃん専用の硬く平らな寝床で、あおむけを基本にしてください。
赤ちゃんの睡眠中は、呼吸に異常が無いかなど心配になりませんか?
特に寝返りができる様になった赤ちゃんは、ママが気づかないうちにうつぶせになっていることもあります。
うつぶせ寝は、窒息の心配や、乳幼児突然死症候群(SIDS)の発症率が高くなると言われています。
今回は、うつぶせ寝について見ていきましょう。
赤ちゃんのうつぶせ寝はいつから?
赤ちゃんがうつぶせになるのは、いつ頃からでしょうか。
寝返りをうてる様になる5~6ヶ月頃から、赤ちゃん自身でうつぶせになろうとします。赤ちゃんが起きていて、保護者が見守っている時にうつぶせをすることは、体の発達に必要なことです。
しかし、眠っている時にうつぶせになるのはSIDSの発症率が高くなると言われていて注意が必要です。
また、寝返りをうてない赤ちゃんが、何かの拍子にうつぶせになることがあります。私の子どもは生後3ヶ月頃足の蹴る力が強く、布団を蹴った勢いでうつぶせになっていました。寝返りから戻れず、首の筋力が弱い時期にうつぶせになってしまうと危険です。
赤ちゃんとの生活は何が起こるかわかりません。赤ちゃんから目を離さないことが大切です。
赤ちゃんのうつぶせ寝のメリット
病気などのため睡眠姿勢に特別な対応が必要な場合は、担当医の具体的な指示に従ってください。逆流や呼吸の気になる様子があるという理由だけで、家庭の判断でうつぶせ寝を選ばないでください。
赤ちゃんのうつぶせ寝のデメリット
次にデメリットをみていきます。赤ちゃんがうつぶせ寝をすると、SIDSの発症率が高くなると言う研究があります。
また、うつぶせになる事によって、寝具などでの窒息の恐れも出てきます。
昼寝の時は、ママが定期的に様子を見ることができますが、夜の睡眠時には難しいですよね。赤ちゃんが寝た後、仰向けに戻すとその体勢に慣れ、うつぶせ寝をしなくなるとも言われます。
うつぶせ寝のデメリットは大きいので、仰向けで寝かせる様にしましょう。
赤ちゃんの乳幼児突然死症候群(SIDS)とは?
SIDSは乳幼児突然死症候群の略称です。外因性や内因性の原因が見られず、赤ちゃんが突然心肺停止になることを指します。SIDSの原因は、まだ解明されていませんが、ある傾向の赤ちゃんに多いとの報告がされています。
SIDSのリスクを減らすため、1歳になるまでは医学的な理由で別の指示がある場合を除き、あおむけに寝かせ始め、たばこを避けます。母乳育児は無理のない範囲で支援を受け、育児用ミルクを使う家庭を責める理由にしないでください。
これらの原因がなくてもSIDSが起こる場合もあり、元気だった赤ちゃんが突然亡くなってしまいます。
旧記事では平成23年の死亡数などを紹介していましたが、現在の件数や発生率を表すものではありません。最新の統計と安全情報は、こども家庭庁の案内を確認してください。
1歳2ヶ月の子がSIDSで亡くなっているケースもあり、1歳頃までは睡眠時の様子を確認する方が良いと言われています。
保育園でもしている乳幼児突然死症候群(SIDS)対策
寝具に気をつける
敷き布団は、体が沈みこまない硬いマットにして、枕は使わない様にしましょう。
また、寝具の周りにタオルやガーゼなど置くと、顔にかかり窒息してしまう場合があります。
その他に、ソファーで赤ちゃんを寝かせることがあるママもいるかもしれません。ソファーで寝かせた場合、SIDSの発症率が高いとの報告がありますので、お昼寝時など寝具には気をつけましょう。
定期的に呼吸を確認する
保育施設では施設の安全管理手順に沿って睡眠中の様子を確認します。確認間隔だけを家庭へ当てはめたり、定期的に見ることで危険な寝姿勢が安全になると考えたりしないでください。
自宅で赤ちゃんが良く寝ていても、一人にせずこまめに赤ちゃんの様子を気にかけましょう。
温度調節は部屋の温度で行う
寒い時期には、布団や服を重ねて赤ちゃんの体を温めるとSIDSの発生が高くなるとされます。部屋の温度を上げて、布団や服は最小限にしましょう。
仰向け寝にする
入眠時にうつぶせ寝をしたがる子どももいると思います。
眠りが深くなるまでうつぶせで待つ方法は勧めません。まずあおむけで寝かせ、寝返りについては発達や個別の状態に応じて小児科へ相談してください。寝返りを止めるための姿勢固定具やクッションは使いません。
うつぶせ寝するのをやめさせた体験談
子どもが寝返りをうてる様になった時期、眠りに入ると自然にうつぶせ寝になっていました。
昼寝の時は様子を確認できますが夜は心配です。
私の子どもは、音や刺激に敏感で小さな音でも起きてしまいます。うつぶせから仰向けに直すと、目が覚めて泣き出す為、再び寝かしつけです。
それが毎日のことになると、私の睡眠時間が短くなり疲れがとれません。
寄稿ライターは当時、寝姿勢を変えようと試していました。ただし、横向きに固定する方法は現在の推奨として紹介しません。寝かせ始めはあおむけにし、硬めで平坦な寝床を用意してください。
クッション、タオル、ベッドの柵などで乳児の姿勢を固定しないでください。顔を覆う物や挟まる隙間を作らず、寝床には柔らかい物を置かないようにします。
背中センサーがある赤ちゃんはうつぶせ寝が有効?
背中センサーという言葉を聞いたことはありますか?
抱っこで寝た赤ちゃんを布団に寝かせようすると、背中が布団に着地した瞬間に気づいて起きてしまうことがあります。敏感な赤ちゃんは何度繰り返しても起きるので、背中にセンサーがあると言われます。
その様な赤ちゃんは、仰向け寝でなくうつぶせ寝が有効なのでしょうか?
ママのお腹の中にいる頃の赤ちゃんは、背中を丸めた姿勢をしていました。
布団に置くと起きてしまうのは、お腹にいた頃の姿勢が安心するのに、背中が真直ぐな状態になるからとの説があります。
布団へ置くと起きる場合でも、寝つきをよくするために横向き・うつぶせを選んだり、背中を丸めるクッション等を寝床に足したりしないでください。起きている時の抱っこの姿勢と、睡眠時の寝姿勢は分けて考えます。
うつぶせ寝のデメリットがありますので、できるだけ避けましょう。
赤ちゃんの好きな体勢を知り安全で安心な眠りを
赤ちゃんはそれぞれ性格に個性がある様に、寝る体勢も様々です。赤ちゃんの睡眠時は、ママも体を休めることができる時間になります。
その為、赤ちゃんの睡眠時は、ママが安心できる安全な環境を確保したいものです。
SIDSの発症率が高くなるうつぶせ寝をやめさせたくても、うつぶせ寝をしたがる子もいます。何度も体勢を直すうちに睡眠を妨げてしまうと可哀そうですよね。
見守っていればうつぶせで寝かせてよい、ということではありません。医学上の理由による医師の指示がない場合は、1歳になるまでは寝かせ始めをあおむけにしてください。寝返りや睡眠姿勢に不安がある場合は、クッション等で固定せず小児科に相談してください。
SIDSの発症が心配される1歳頃までは、うつぶせ寝をできるだけ避けて睡眠時の赤ちゃんの様子を気にかけましょう。
安全情報の根拠:こども家庭庁のSIDS予防/就寝時の窒息事故予防。SIDSと窒息事故は同じものではありません。
















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