初めての子育てでも、2人目以降の子育てでも、悩ましいのがミルクの量が足りているのか足りていないのかがわからないことです。赤ちゃん1人ひとり飲める量が違います。
ミルクのパッケージや本、ネットなど色んな所で目安量を記載してあるものの、うちの子は足りているの?飲みすぎじゃないの?と不安に思ったことはありませんか?
ここでは、赤ちゃんに必要なミルク量の目安から、安心して母乳やミルクをあげられるようにするための捉え方などを紹介します。
新生児のミルク量の目安
一般的に言われているミルク量の目安をまとめました。
- 生後1週間~1か月
60ml~120mlを3時間おきに7回
- 生後1か月~3か月
120ml~160mlを3時間おきに6回
- 生後3か月~
200mlを5回
目安にこだわらない
ミルク量の目安というものは悪魔でも目安です。
赤ちゃんの生まれたときの体重や週数でも変わってきますので、このくらいが平均と把握しておく程度で大丈夫です。
生後間もない赤ちゃんにとってミルクを飲むことはとても体力を使います。1回あたりに飲める量が少なくても、徐々に体力がついてきてまとめて飲む事が出来るようになります。
ミルク量は新生児が教えてくれる
赤ちゃんにも飲める量が1人ひとり違います。
よく飲める子もいれば、ちょこちょこ少しずつ飲む子もいます。なので、焦らずその子の飲みたいペースに合わせてミルクを与えましょう。目安と違うと心配する必要はありません。赤ちゃんは自分で必要な量を自然と理解し飲んでいます。
心配な時は体重や身長を測ってみましょう。どちらかでも成長が見られれば問題ありません。
ミルク量が少ない時のサイン
赤ちゃんのミルクが少ないときは以下のようなサインが出ていることがよくあります。
ぐずぐず機嫌が悪い
さっきミルクを飲ませたはずなのに、あまり時間がたたないうちにぐずぐずし始めるときは足りていないサインの可能性があります。
おしっこやうんちの量が少ない
新生児の赤ちゃんは1日に20回以上おしっこをするといわれています。
にもかかわらずおしっこの量が1日で10回以下など、極端に少なくなっていると足りていないサインの可能性があります。
ミルク量が多い時のサイン
赤ちゃんのミルクが多いときは以下のようなサインが出ていることがよくあります。
- ちょこちょこミルクを吐いている
ミルクを飲んだ直後や、横になっているときに口からミルクがこぼれてくると飲みすぎているサインの可能性があります。
- おなかが膨れていて苦しそうな時
飲みすぎてお腹がパンパンになっていて、それで苦しそうに泣いていたりすると飲みすぎているサインの可能性があります。
- おなかが緩い、または便秘気味
おなかの調子が良くない時はミルクの量が関係している可能性があります。
- 体重が平均よりも増えすぎている
新生児の赤ちゃんで、1日あたりの体重増加量が50グラム以上だと飲みすぎのサインの可能性があります。
新生児の時は沢山飲んで太っても大丈夫
以上の点も踏まえつつですが、新生児の赤ちゃんがたくさんミルクをほしがるときは、欲しがるだけ与えましょう。
我が家では双子の赤ちゃんをほとんどミルクで育てました。
飲ませすぎかなと心配はしていましたが、2歳になった今では肥満になることもなく健康的に育っています。
混合時のミルク量の計算は必要?
ミルクとおっぱいの混合で育てるときは、赤ちゃんの体重の増減を見ながら与えていきます。
ミルクだと量を測ることができますが、おっぱいの量をどれくらい飲んだのかは目に見えないからです。
赤ちゃん用の体重計もありますが、レンタルするにしても費用は掛かりますし、本当に短い間しか使わないので買わなくても大丈夫です。
我が家では、ママが赤ちゃんを抱っこして体重計に乗り、ママの体重を引き算してどのくらい増えているのかを計算していました。
混合時のミルクの適量の調整方法
ミルクとおっぱいの混合で育てたい場合、ミルクの量はどのくらい飲ませたらよいのでしょうか?
まずは、赤ちゃんが飲みたいだけおっぱいを与えます。そして、それでもおっぱいが足りずもう少し飲みたいのかな?と感じたら少しずつミルクを飲ませてあげます。
大体40mlくらいが目安です。
上にも記載した通り、ミルクが少ないサインや多いサインを見つけながら適量を探っていきましょう。
おっぱいを与えた後にたくさんミルクを与えてしまうと、次の授乳までが空いてしまい、おっぱいの分泌が減ってしまう事にもなりますので、その点だけは注意します。
ミルク量が適量かは体重や身長でわかる
新生児の赤ちゃんがミルクの量が足りているかどうかは、体重や身長を測定することである程度は予測が可能です。
特に新生児期は、おっぱいやミルクを飲むだけでも疲れてしまって眠ったり休憩をしたりします。
そして2、3ヶ月経つと、新生児のころに比べて徐々にまとめて飲めるようになっていきます。
なので、最初のころは足りているかどうかが気になるかもしれませんが、体重を定期的に測って様子を見てみましょう。
少しずつでも体重が増えていれば、あまり心配する必要はありません。
結論、新生児が欲しがるミルク量が適量
結論、新生児の赤ちゃんの飲むミルクの量には個人差があるので、多いな・・少ないかも・・と感じることがあってもそれはその子の個性や個人差だと言えます。
体重が徐々に増えていき、よく眠り、機嫌よくしていればあまり心配しすぎることはありません。
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