赤ちゃんがミルクや母乳を吐く原因と吐いた時の対処法

赤ちゃんにミルクや母乳をあげたあとに、時間がたってから口からミルクや母乳が出ていたり、吐いた痕跡があったりする事、ありますよね。

私も、ミルクをあげた後しばらくして様子を見ると、枕や洋服にミルクのシミが出来ていて、心配になった事がよくありました。
でも成長と共に、吐くという事はなくなりました。

では、なぜ赤ちゃんはミルクをよく吐いてしまうのでしょうか?
今回は、その原因と、吐いた時の対処法、そして吐かないようにするにはどうしたらよいかを紹介します。

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赤ちゃんが吐く原因

吐いて泣く

赤ちゃんが吐く原因として一番考えられるのは、「溢乳(いつにゅう)」と呼ばれるものです。

これは、赤ちゃん特有の「胃の形」が原因です。
赤ちゃんは大人に比べて胃の入り口の筋肉が未熟で、食道から胃にかけての消化器官が複雑に曲がっていないために、胃に入った母乳やミルクが逆流しやすいのです。

上手くゲップが出来なかったり、母乳を飲み過ぎたりした際によく見られます。
授乳後に、口からタラ~っと吐くようであれば、溢乳と考えて良いでしょう。

吐いた物が透明な場合

吐いた物が透明な場合

赤ちゃんが吐いた物の色を見てみるのも、判断の基準になります。

母乳しか飲んでいないのに、吐いた物が透明だったら、心配になってしまいますよね。
しかし、この場合は「胃液」の可能性が高いと思います。それと一緒に、ヨーグルト状の白い物体が出て来たら、これは母乳が消化しきれなかった残りです。

母乳を飲んですぐに吐いた場合は、白いのですが、時間が経ってから吐くと、胃液が出てくるので透明になっているという事です。

透明な物を吐いたとしても、赤ちゃんが普段と変わり無い様子で、何度も繰り返し吐かなければ、心配はないと考えてよいでしょう。

吐いた物が黄色の場合

吐いた物が黄色の場合

次に、吐いた物が黄色い場合ですが、これは少し注意深く観察する必要があります。

大体は、胃液が凝縮しているだけの事が多いですが、まれに胆汁の色が出ている可能性があります。

胆汁の場合は、「腸閉塞」などの病気が考えられます。

黄色というよりは、黄緑色から緑色に近い物だと、胆汁の可能性が高くなります。

ただし、腸閉塞を患っている場合は、他にも症状が出てくるので、普段と違った様子はないか、機嫌は悪くはないか、体重がしっかりと増えているかなどを注意深く観察することが大切です。

何度も繰り返し吐くようなら、医師に相談されるのも良いかもしれません。

ミルクや母乳を吐いた時の対処法

横向き

ミルクや母乳を吐く事は、生理的な事でもあるので心配はいりませんが、吐いた時には気を付けなければいけない事があります。

それは、吐いた物でのどを詰まらせないようにする事です

まず、吐いてしまったら、赤ちゃんを横向きに寝かせて、吐いた物がのどに詰まらないようにしてあげましょう

この時、背中にタオルやクッションを当ててあげると、横向きに固定されるのでおススメです。
慌ててすぐに着替えさせるのはやめましょう。
着替えさせる動作で、体を動かしたり、抱っこしたりする事を避けるためです。

次に、口のまわりを綺麗に拭き取ってあげましょう
この時、ティッシュやタオルではなく、湿らせたガーゼで優しく拭き取ってあげると、肌にダメージが少なくなります。

その後はしばらく様子を見て、症状が落ち着いたら着替えさせて、ゆっくり休ませてあげましょう。

熱がある場合

熱がある場合

吐いてしまった時に、熱があったり、不機嫌だったり、ぐったりしていたりして元気がない場合などは、手早い対処と観察が必要になってきます。

熱がある場合でも、誤飲防止の為に、上記で説明した、横向きに寝かせる体勢をとってあげて下さい。

よく観察しておいてほしいのは、吐いた物の色が何色をしているかです。

後で病院の先生に症状を伝えるときに、吐いた物の様子も伝えると良いと思います。

その後ですが、頻繁に吐く場合は、吐いたからといってすぐに水分を与えないで下さい。
様子をみて、落ち着いたら、ミルクではなく小児用のイオン飲料を少量ずつ飲ませましょう。

果汁や乳製品の物を与えると、かえって吐き気を促してしまう可能性があるので、このようなものでの水分補給は、止めましょう。

吐いて汚れてしまった衣類は、きちんとゴム手袋やマスクをして片づけるようにしましょう。
もしウィルス性の病気が原因だった時にお母さんやお父さんがウイルスや細菌に感染する恐れがあるので、それを防ぐためです。

また、汚れた衣類は他の物とは分けて、吐いた物がついた衣類だけのものをまとめて洗うようにしましょう。

ミルクや母乳を吐かないようにする方法

ミルクや母乳を吐く原因としては、上記でお話しした溢乳(いつにゅう)などの他に、ミルクや母乳の量が多すぎる可能性もあります。
毎回のように溢乳するのであれば、赤ちゃんの様子を見ながらミルクや母乳の量を調節してあげると良いでしょう。

他の原因としては、ミルクや母乳を飲むときに一緒に空気を吸い込んでしまっていると、吐きやすい傾向にあります。
ここで大切なのは、ミルクや母乳を飲んだ後には、ゲップをして空気を出し切ることです。

ゲップの出し方は、赤ちゃんの胸がお母さんの肩に乗るぐらいの高さまで持ち上げて、胃から首の後ろまでの背中を、下から上へさするようにして出してあげます。
よく、背中を叩く方法もありますが、身体が緊張してゲップが出ない場合もあるので、こちらの方がおススメです。

この方法を、5分ほど試してみて下さい。
それでも出ないようであれば、ゆっくりと寝かせてあげて下さい。
その際、ミルクや母乳を吐いてしまっても気管に入らないようにするために、身体の右側を下にして寝かせてあげましょう。

このようにすれば、ミルクを吐く事も少なくなります。

赤ちゃんが吐いてしまうと、お母さんも驚いてしまいますよね。
お母さんが驚いてパニックになってしまうと、子供にまで不安がうつってしまいます。

生理的なおう吐なのか、病的なおう吐なのかをこの記事を参考に見極めて、落ち着いて対応してあげて下さい。