0歳から絵本の読み聞かせしたい!赤ちゃんの記憶に残るポイント

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0歳の頃の絵本の読み聞かせの記憶が残っているのって嬉しいですよね。

毎晩、娘たちとお風呂に入って、お風呂から出る際に私が必ず歌っている歌があります。

1から10まで数えて、最後に♪おまけのおまけの汽車ぽっぽ!ぽーっと鳴ったらあがりましょ、ぽっぽー♪と歌ってお風呂からあがります。

長女を出産したあと、実家で父も母も娘をお風呂に入れながらこの歌を歌っていたんです。

私も小さい頃から聞いていた歌だったので懐かしい記憶はありますが、これがなんなのかよくわかりませんでした。

 

そうしたら先日、娘が読んでいた絵本にこの歌が登場していたのに気づきました。

 

絵本の読み聞かせは、大人になってからも忘れない言葉と想い出のプレゼントだと感じます。そこで赤ちゃんにおすすめの絵本と、読み聞かせについてまとめました。

 

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赤ちゃんに絵本の読み聞かせはいつからがいい?

言葉の分からない赤ちゃんにいつから読み聞かせたらいいのか疑問に思う人も少なくないと思います。

読み聞かせはいつから始めることがいい、ということが決まっているわけではありませんが、新生児のうちから読み聞かせを初めても早いということはありません。

ブックスタートという取り組みが盛んに行われ、乳児健診で絵本がプレゼントされる地域も増えてきたり、出産後に産院から退院時のプレゼントとして名前入りの絵本が贈られたりすることも多く、月齢の小さいうちから絵本に触れる機会が増えてきています。

いつから初めても、絵本を読んであげるパパやママの気持ちは、赤ちゃんには伝わるものです。

 

私のママ友の中には、妊娠中お腹に沢山話しかけるといいと言われても、何を話かけたらいいのかわからなかったから、絵本を読んでいた、という友人もいます。

絵本の読み聞かせは胎教としても利用出来て、話が分からなくてもママの言葉を沢山聞いた赤ちゃんには、安心感が芽生えると言われています。

 

0歳の赤ちゃんの絵本読み聞かせで期待できる効果

 

読み聞かせをすることで赤ちゃんの大脳が刺激されて、色々ないい効果があると言われています。小さいうちから読み聞かせの経験がある赤ちゃんや大人の中では、犯罪率が低いとも言われています。

 

言葉の発達に効果がある

赤ちゃんは絵本に出てくる絵と言葉を連動させて色々な物事を覚えていきます。

読み聞かせをすることで、どんどん語録も蓄積されていくと言われ、将来の言葉の発達にとても効果があると言われています。

 

親子の絆作りに繋がる

ママの声はおなかの中でずっと聞いていて、赤ちゃんにとっては読み聞かせを通して聞こえるママの声にとても安心することが出来ます。

また、読み聞かせをする時間は5~10分程度でも、親子で向き合う大切な時間になります。

 

想像力が身につく

絵本の読み聞かせを始めると、大脳辺縁系が活発に活動を始めます。

すると、赤ちゃんは絵本に出てくる物を見て、言葉と連動させて、何度も同じ絵本を繰り返すことで「それはどんなものか」と想像するようになります。

絵本の世界を楽しむことは、想像力の発達に役立ちます。

 

読書習慣が出来る

小さいうちから本に触れることは、大きくなったときに本がより身近なものになり、読書をする習慣が身に就くきっかけにもなります。

 

絵本を読み聞かせする時のポイント

  • 繰り返し同じ本を読む
  • 最後のページまで見せる
  • アドリブを加えない
  • 表情や声色を無理に変える必要はない
  • 最後まで読み切る
  • 読み終わったあとに感想を聞かない

 

上記のように、読み聞かせの方法は意外と淡々としている印象があります。

読み終わったあとに感想も聞かないなんて、と私は初めに思いました。しかし、読み終わったとき赤ちゃんは絵本の世界に入って感動しています。読み終わったあとの赤ちゃんの感情を大切にするためにも、感想は聞かないほうがいいのだそうです。

読み方も、声色を替えたり、面白可笑しく読んだりする必要はありません。途中で質問をせずに、最後まで読み切るようにします。

 

とは言っても、絵本の動物を指指したり、「あ!あ!」と絵本に反応したりするようになる、生後10ヶ月の頃から、娘は静かに淡々と絵本を読むことに集中してもらえなくなっていました。

私が選ぶ絵本に偏りがあり退屈したことも原因の1つのようでしたが、娘にはこの「淡々と読む」ことが面白くなかったようです。

絵本の読みきかせイベントに参加した際に、1回目は淡々と読み、2回目はストーリーの続きを考えさせるような言葉を赤ちゃんに問いながら読んでいました。

娘は淡々と読んでいた1回目には、ふらふらと歩きまわり集中していませんでしたが、2回目に「カエルさんどこ行くのかなー?」「これは何かな?」と言った質問が飛び交うと、絵本を読む人の目の前に座って、一生懸命絵本を読んでいました。

 

読み聞かせは何かルールにとらわれず、赤ちゃんが好きなように読み聞かせをすることが続けるコツです。

そして1番大切なことは、赤ちゃんを膝の上に乗せて読んであげることです。

お互いのぬくもりを感じながら読み聞かせをする時間は、とても大切なものになります。

 

地域の絵本読み聞かせイベントに参加してみよう

地域の図書館などでは、絵本の読み聞かせイベントを行っていることがあります。

定期的に開催していて、予約制であったりチケットが必要であったり、ふらっと立ち寄ることが出来たりする場合もあります。

ぜひ、この機会に地域の読み聞かせイベントについて調べてみましょう。

 

私が住む地域では、市立図書館での読み聞かせイベントが積極的に行われています。月齢制に分かれていることもあり、赤ちゃんの月齢にあった絵本の読み聞かせを体験出来ることも絵本選びの参考になります。

また、市立図書館での読み聞かせ以外に、子育てに関する取り組みを行っているNPO法人が定期的にショッピングモールなどで読み聞かせのイベントを開催していることもあります。

娘を連れて遊びに行く支援センターでは、遊び時間の最後に保育士さんが絵本の読み聞かせをして終わりになり、毎日読み聞かせを行っているので、絵本選びに悩んだときや、読み聞かせ方に困ったときにとても参考になります。

 

図書館に絵本を探しに行こう

「学生時代はよく行ったけど」と、子供が生まれてから特に図書館から足が遠のいている方もいるのではないでしょうか。

 

本って、意外と買うと高いですよね。

それに、子供の好みはよくわからなかったり、ころころ好きなものが変わったりします。

せっかく本を選んで買っても、「え?もう飽きちゃった?」ということもあります。

我が家でもせっかく選んで買ったつもりだったのに、帰ってじっくり内容を見てみると意外と難しくて、子供に不評なこともよくあります。

 

だからこそ、ぜひ図書館を活用しましょう。公立図書館は私たちの税金で運営していることもあり、活用しないと損です。

図書館では絵本だけでなく、紙芝居や仕掛け絵本の貸出がある場合もあります。普段は選ばない絵本を見てみるチャンスです。

 

こども向けの図書館

私の住んでいる地域では、「こども図書館」と呼ばれる施設が充実しています。

こども図書館は通常の図書館の一角に儲けられた、子供専用のスペースで、子供向けの本が沢山揃っています。年齢別に区切られていることで、0歳の赤ちゃんに読み聞かせしやすい本もとても分かり易くて助かっています。

本を読むスペースは、子供向けの小さい机と椅子があるスペースや、畳が敷かれた小上がりスペースがあるなど、子供を気兼ねなく連れていける場所になっています。

 

図書館と言うと、静かにしなければいけない場所で、子供がいると連れていくのもつい躊躇ってしまいますよね。

でも、最近では子供の活字離れが進み、小さいうちから本に親しんでもらえるような取り組みを行っている地域も沢山あります。私の住む地域のような子供向けに区切られている図書館も多くあり、子連れで利用しやすい特徴がある場合もあります。

 

図書館の本を破損させたら

子供が本を破いてしまうかもしれない、と思うとつい図書館の利用は悩んでしまいます。

もし、子供が本を壊したときは、自宅のセロハンテープでの修理はやめましょう。セロハンテープは劣化とともに黄ばむ性質を持っています。図書館には本の修理専用のテープが用意されているので、そのままの状態で図書館のカウンターに持っていけば大丈夫です。

故意に壊した場合や、親の不注意で破損したわけではなければ、弁償にはなりません。

いつも行く公立図書館では「本は消耗品ですから、ビクビクしないで赤ちゃんにも触らせてくださいね」と言ってくださる司書の方もいました。

 

赤ちゃんの絵本選びのポイント

赤ちゃんがご飯を食べるようになるために、まずは離乳食から始めますよね。

離乳食も、最初はドロドロのペースト状のご飯で、徐々にみじん切りや角切りになって、そして大人のご飯に近い薄味の柔らかいものへと食べるための練習をしていきます。

本を選ぶのも同じで、赤ちゃんにも少しずつ本に馴れてもらうような選び方をすることがポイントです。

 

色彩が鮮やかで単純なもの

生まれてすぐの赤ちゃんは、視力が整っていません。でも、濃淡のハッキリしている色は早いうちから認識出来るようになっていきます。

「あかあかくろくろ(柏原晃夫・学研教育出版)」は文字通り、ほぼ赤と黒だけでしか描かれないコントラストのはっきりとした絵本です。この絵本は、生後早いうちから赤ちゃんが見つめると評判があります。

 

くりかえしのお話があるもの

赤ちゃんは「繰り返し」が大好きです。同じ絵本をずっと読むことも大切ですが、絵本のストーリーもある一定のリズムで繰り返す言葉があるものに赤ちゃんの興味が引き付けられます。

また、赤ちゃんは言葉と絵を関連付けて覚えていくため、繰り返されることが重要で、繰り返しがあることで赤ちゃんが「次はこうなる!」と考えて、「やっぱりそうだった!」と赤ちゃんの想像通りになることも考える力を養う上で大切なことです。

「がたんごとん(安西水丸・福音館)」は「がたんごとん のせてくださーい」と言って、赤ちゃんに馴染み深い哺乳瓶やフルーツが汽車に乗り込むお話が続きます。月齢の小さい赤ちゃんは、リズミカルな擬音は聞き取り易く、少し大きくなると乗りこんでくる物や汽車にも反応するようになります。

 

擬音が出てくるもの

擬音は言葉のわからない赤ちゃんにも聞き取りやすく、伝わりやすい特徴があります。

「じゃあじゃあびりびり(まついのりこ・偕成社)」は、見開き1ページに1つの音と、物が登場します。ストーリー性はないものの、「じどうしゃ ぶーぶーぶー」と物に関する動作が擬音で表現されていることで、物と動作の音を関連付けて覚えやすくなっています。

 

紙に厚みがあり、角が丸くなっているもの

「破られちゃうから触らせない」のではなく、赤ちゃんにも絵本に触って本の質感を感じたり、ページをめくったりする機会をぜひ作りたいですよね。

そこで、何でも口に入れる赤ちゃんには、角が丸くなっていて1ページずつ厚みがあるものがおすすめです。厚みがあることで、赤ちゃんにもページがめくりやすくなっています。

 

赤ちゃんには布絵本もおすすめ

布絵本というと、どちらかといえば読むよりも、カサカサ音がなったり手触りが違ったり、赤ちゃんが楽しむ要素がぎっしり詰まっています。

布で出来ているので、赤ちゃんが舐めても洗濯することが出来るし、軽いので外出時に重宝します。

赤ちゃんに人気の絵本が布絵本バージョンとなっているものや、ハミガキや着替えの練習が出来る布絵本など、意外と長く遊べるのも布絵本の特徴です。

紙の絵本より少しだけ値段が高いものも多く、「自分で買うのもなぁ…」と思うこともあるので、プレゼントしても喜ばれるアイテムです。

 

絵本を選ぶためのポイントをいくつか紹介しましたが、1番大切なのは赤ちゃんも絵本を読むママパパも楽しむことです。

あまり難しく考えずに、赤ちゃんのためを思って選んだ絵本は、きっと赤ちゃんも楽しく見てくれます。

 

赤ちゃんにおすすめの人気絵本

「だるまさんが」ブロンズ新社 かがくいひろし

♪だるまさんが~…ころんだ!ではなく、ころぶ変わりにぴろ~んと伸びたり、ぷしゅーっと吹き出したり、テンポよくだるまさんが色々な仕草を見せます。

なぜか子供が大笑いの一冊です。シリーズで何冊か出ているのですが、どれも娘にはツボだったようです。

 

「しろくまちゃんのほっとけーき」こぐま社 わかやまけん

しろくまちゃんシリーズは、赤ちゃんが好む鮮やかな色合いで月齢の小さい赤ちゃんは見て楽しみ、少し大きくなった赤ちゃんはストーリーで楽しむことが出来ます。

内容はそれほど難しくなく、ほっとけーきを作る場面では「ぴたぁ」「ぶつぶつ」など擬音が沢山出てきます。この絵本に出てくるような音の繰り返しで、どんな動作のものか赤ちゃんが学習するきっかけにもなります。

 

「くっついた」こぐま社 三浦太郎

作者の三浦さんが、実際に子育てをする中で、お子さんと触れ合い生まれた作品ということで、赤ちゃんが喜ぶポイントが抑えられています。

金魚やあひるが登場し、ぴたっとくっつく内容ですが、「くっついた」を合図に月齢が進んだ赤ちゃんは自分で真似出来るようになります。小さな赤ちゃんとは、絵本のようにほっぺたをくっつけてスキンシップ遊びも出来る本です。

 

「いないいいないばあ」童心社 松谷みよ子

赤ちゃんが大好きな遊びが絵本になっています。

色々な動物が、「いないいないばぁ」をしています。めくるたびに「ばぁ」と出てくるタイミングで、赤ちゃんもママといないいないばぁで遊ぶことも出来ます。

出てくる動物が全て正面を向いているのは、赤ちゃんが夢中になる絵本のポイントです。

 

赤ちゃんと一緒に絵本の読み聞かせを楽しもう

長女が生まれたとき、まだ言葉もしゃべらないし、何を考えているのかもわからない赤ちゃんに何を話かけていいのかもわからず、日中2人きりの時間帯は無言が続くことが当たり前になっていました。

「沢山話しかけるといい」と言われても、「何をしゃべればいいの?」という感じでいました。

そこでふらっと行ったこども図書館で、絵本の読み聞かせイベントをやっていたときに、「何をしていいかわからなければ、絵本を読むと会話が増えますよ」というアドバイスをもらいました。

ためしに出産祝いで貰った絵本を自宅で読んでみると、娘も一生懸命本のほうを向いていて、「ばぁ」っと絵本の真似をしてみせると驚いたり、笑ったり、こんなに小さくても楽しめるんだなーと実感しました。

それからは、本屋に行くと絵本のコーナーを見るのが楽しくなりました。読み聞かせだけでなく、「これは喜ぶかな」とか「こっちはカラフルで楽しそう」と娘を思いながら絵本選びをする時間も楽しく、私にとって大切な時間になりました。

実家では私が小さいときに読んでいた絵本がほとんど残っていました。2歳になった娘は、私が読んでいた絵本を楽しそうに読み、生まれたばかりの妹に一生懸命絵本を読んであげる(読めていないですが)姿が、微笑ましくなります。

 おまけ:お風呂で歌っている歌が載っている絵本

 

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