赤ちゃんの血液型は変わる可能性がある?困ることはない?

育児の悩み
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私が第一子を出産して驚いたこと。それは出産数日後、お世話になった助産師さんに「血液型は何でしたか?」と聞いたとき。助産師さん「血液型は変わるから調べませんよ~」。私「!!!」。

赤ちゃんが生まれたら、当然血液型を教えてもらえるものとばかり思っていたのですが、教えてもらえないどころか、血液型が変わるなんて一体どういうことなのかと疑問が湧くばかり。いろいろと聞いてみたところ、今は赤ちゃんの血液型を調べないのが普通でした。それは血液型が変わるというより、赤ちゃんのうちは確定しないということが理由のようです。

ママ世代にとっては身近な血液型ですが、最近では自分の血液型を知らない人も多いようです。でもママにとっては赤ちゃんの血液型がわからなくて大丈夫なのかと心配になりますね。

赤ちゃんの血液型について説明します。

 

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赤ちゃんの血液型はどう決まる?

血液型は、血液中に含まれる「抗原」によって決まります。私たちが血液型について一般的に言うのは、赤血球にある抗原によって決まるABO型とRhですが、これは輸血の際に重要で、異なった型を輸血すると最悪死の危険があります。

血液型は親から1つずつもらう染色体によって決まります。親の血液型で赤ちゃんの血液型がある程度予測できるのは、親の血液型のパターンで赤ちゃんの血液型が決まるからです。A型の人はA抗原、B型の人は抗原、AB型の人はA抗原、B抗原の両方を持っていて、O型の人は両方を持っていないというように判断されています。まれに、親の血液型と合わない場合や一般的には見られないような血液型が現れる場合もあります。

 

赤ちゃんの血液型は変わる可能性がある?

血液型を調べる際には、赤血球の抗原と血清中の抗原を調べ、両者の整合を見ます。しかし、赤ちゃんの場合は、赤血球の抗原が成人の1/3しか見られず、また、血清中の抗原は生後4ヶ月ごろから作りはじめられるため十分な量がありません。さらに、赤ちゃんから採取できる血液の量自体も少ないので、正確な血液型を判定できないというのが事実のようです。赤ちゃんの時に調べて親から聞いていた血液型と大人になって調べた血液型が違っていた、というのはこういったことが原因です。

 

赤ちゃんの血液型はいつからなら調べても変わらない?

赤血球の抗原が十分になるのは1歳ごろ、血清の抗原が十分になるのは4歳ごろと言われています。それまでの期間にも調べることはできますが、先に説明したように正確に判断できませんので後から調べると変わっていた、ということもあります。輸血など医療上で必要なことがあれば調べるべきですが、単に血液型を知りたい、という場合には、おすすめされなかったり確定ではありませんと言われることがあったりするようです。

調べる際にはかかりつけのお医者さんで調べたり、アレルギー検査などで血液検査をする時に一緒に調べてもらったりすることができます。ですが、血液型を知る場合の検査は保険適用外ですので、いくらになるのかは事前に聞いておきましょう。

 

赤ちゃんの血液型で性格が違う?

私たち日本人は、血液型と性格を結び付けて考えるのが好きですが、これは日本的な文化で、外国では血液型から性格を見るどころか、自分の血液型を知らない人も多いのです。血液型の性格判断は科学的な根拠もないとされていますが、みんなで集まった時に血液型の話題で盛り上がるのは楽しいですし、子育てに迷った時に赤ちゃんの血液型から対応を考えるのも、一つの対処の仕方になります。

やんちゃすぎて困る子どもをB型だから、とか、生真面目で神経質すぎるのはA型だから、などと納得するのも子育て期を楽しく過ごすための一つの方法です。血液型に縛られすぎると逆に辛くなってしまいますが、うまく付き合うと子育ての味方になりますね。

 

赤ちゃんがもし事故にあった時に血液型がわからなくても困らない?

赤ちゃんのうちは血液型が確定しないとはいえ、普段から血液型を知っていないと万が一輸血が必要になったときが心配、というママも多いでしょう。ですが、もしもそういう事態になったときには、病院で必ず検査をします。親が血液型を申告しても、親が間違って覚えているということもありますし、親が申告した血液型で間違いが起きても責任は病院にあるわけですから、当然と言えば当然です。

私たちも妊娠中、自分で血液型を申告して、かつ病院でも血液検査で血液型を調べましたよね。今は赤ちゃんの血液型は確定できない、ということが常識になっていますから、調べていないことを心配することはありません。

 

保育園や幼稚園の入園申込書類の血液型はどう書けばいい?

血液型を調べていない、わからないという場合は素直に不明と書きましょう。昔からの名残で血液型を書かせるところもありますし、血液型でクラス編成を考えるなどという都市伝説も聞くことがありますが、大体の場合、必須な情報ではないと言えます。血液型の記載が絶対に必要と言われたら、なぜ必要なのか理由を聞いてみるとよいですね。

 

血液型が分からなくても大丈夫なので安心できる方を選ぼう

赤ちゃんの血液型を知っているかどうかは、実はさほど大きな問題ではないということがわかりました。ママ世代にとっては、血液型で性格を判定したり、占いをしたりということが当たり前のことでしたが、これからは血液型を知らないということが当たり前になっていくかもしれません。調べられる機会があれば調べてもよいし、パパやおじいちゃん、おばあちゃんの考えで調べるべきと言われることもあるでしょう。わからないことが不安でストレスに感じるようなら、調べて損なこともありませんので、自分や周りが安心できるようにするのがよいですね。

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