赤ちゃんが38℃以上の熱!月齢別の受診目安と体温の測り方

最初に確認:すぐ受診・119が必要なサイン

  • 生後3か月未満で38℃以上なら、元気に見えても速やかに医療機関へ連絡し、受診してください。翌朝まで自己判断で待たないようにしましょう。
  • 呼びかけへの反応が乏しい、意識がはっきりしない、呼吸が弱い・とても苦しそう、唇が紫色、けいれんが5分以上続く・意識が戻らないときは119へ。5分未満でも呼吸や意識に異常があれば待ちません。
  • 母乳・ミルクや水分がとれない、尿が明らかに減った、口や唇が乾く、ぐったりしている場合も、体温の数字にかかわらず早急に受診を相談してください。

夜間・休日に受診を迷ったら#8000(子ども医療電話相談)へ。対応時間と一般番号は地域で異なります。#8000は救急車の代わりではありません。緊急のサインがあれば相談の返答を待たず119へ連絡してください。

参考:日本小児科学会「こどもの救急」/厚生労働省「こんな時は迷わず119へ」/#8000の地域別連絡先・受付時間(情報確認:2026年10月9日)

赤ちゃんと生活をしていると、予期せぬ発熱や体調不良などに遭遇して「受診をした方が良いの?」「様子をみていて大丈夫?」と、育児に慣れないうちは戸惑う事ばかりですよね。
特に、発熱は誰にでも起こる身近な異変である分、赤ちゃんにとって緊急事態なのではないか…と思ってしまいがちです。
私も、初めての育児で赤ちゃんが発熱した時、身近に相談できる人もいなくて判断に迷い、途方に暮れた事がありました。

この記事では、38℃以上の発熱を見つけたときの月齢別の受診目安と、体温の測り方を整理します。一人称の記述は当時の体験談であり、どのお子さんにも当てはまる受診判断ではありません。

目次

赤ちゃんは6ヶ月まで免疫力が高く熱は出ない?

熱がある

お母さんからの抗体があっても、赤ちゃんが感染症や発熱を起こさないわけではありません。「6か月までは熱が出ない」とは考えず、月齢に応じた受診目安を確認しましょう。特に生後3か月未満で38℃以上の発熱は、元気に見えても速やかな受診が必要です。

赤ちゃんの体温の測り方のコツ

体温

体温は時間帯や測る部位、機器、泣いた直後などの条件で変わります。平熱には個人差があり、「37.5℃以下なら必ず問題がない」とは言えません。普段の体温と、発熱時の月齢・全身状態を合わせて確認してください。

可能であれば、1日に数回検温を行い、赤ちゃんの平熱を把握しておくことをおすすめします。
でも、赤ちゃんの体温を測ろうとしても、じっと出来ず手足をバタバタして測りにくいですよね。
そこで、体温計のタイプ別に赤ちゃんの検温のコツを紹介します。

脇の下で測る体温計

わき用の体温計は、汗を拭き、先端をわきの中央へ下から当てて、わきを閉じます。赤ちゃんを支え、体温計がずれないようにしましょう。首のしわを、わきでの測定の代わりにはしないでください。機器ごとの測定部位・時間は取扱説明書を守ります。

耳式体温計

耳式体温計は耳からの赤外線で測定します。使用できる月齢や挿入の仕方、カバーの必要性は製品の説明書で確認し、奥へ無理に押し込まないようにしましょう。わき式など異なる測定部位の数値は、そのまま比較せず、使った機器と部位も医療者に伝えてください。

普段の平熱を知るための検温は、授乳・入浴・激しく泣いた直後を避け、落ち着いた条件で行います。発熱や異変に気付いたときは必要な検温を行い、時間・測定部位・症状を記録してください。呼吸や意識の異常があれば、正確に測り直すために受診や119を遅らせないでください。

熱がある時の対処法

体温が高めでも、厚着による熱のこもりと病気は家庭で確実に見分けられるわけではありません。衣服や室温を調整しても、低月齢の発熱や普段と違う反応があれば、様子見だけで済ませないでください。

生後3か月未満で38℃以上の発熱がある場合は、速やかに医療機関へ連絡し、受診してください。38.0℃も含み、元気・飲めていることだけを理由に翌朝まで待ちません。

生後3か月以上でも、呼びかけへの反応、呼吸、顔色、水分、尿を確認します。ぐったりする・飲めない・尿が減る場合は早急に受診を相談し、意識や呼吸に異常があるときは119へ連絡してください。

低月齢・緊急サインがなく、飲めていて普段に近い反応がある場合でも、待機の判断に迷えばかかりつけ医や夜間・休日の#8000へ相談しましょう。症状が変われば再相談・受診します。

ただし、発熱以外にも普段の様子と明らかに違う、水分も取れずぐったりしているような時には、早めに受診を検討して下さい。

熱がある時の冷やす場所

発熱時、大人であれば頭を冷やす場合が多いですが、赤ちゃんの場合は少し違います。

冷やす目的は、赤ちゃんが心地よく過ごせるようにすることです。嫌がる・寒がるときは無理に冷やしません。必要なら濡れタオルやタオルで包んだ保冷剤をわきの下などへ短時間当て、直接肌を強く冷やさないようにします。

ビニール袋入りの冷却タオルを枕にして頭を載せる方法は行わないでください。乳児の寝床は硬く平らにし、鼻や口を覆う袋・タオルなどを顔の近くに置かず、寝かせ始めはあお向けにします。

当時の体験談:私の子供は生後7ヶ月で初めての発熱を経験しました。
何気なく額に冷えピタを貼っていましたが、額に貼った冷えピタがずれて鼻や口を塞いでしまう可能性があり、あまりお勧めは出来ないということを後で知りました。

乳児に冷却シートを貼るケアはこの記事では勧めません。窒息事故の危険があり、貼ることを熱を下げる治療や受診の代わりにしないでください。

赤ちゃんの発熱時のお風呂はどうする?

お風呂

発熱で体力を消耗している時に入浴をすると、更に体力が奪われてしまいます。
熱が下がらない時は入浴を控えるようにしましょう。
ですが、汗をたくさんかいてしまうため、体調をみながら着替えはした方が良いです。
お風呂には入れなくても、沐浴料(沐浴剤)を入れたお湯にタオルを浸して絞り、さっと体を拭いてあげると、赤ちゃんもさっぱりします。
体を拭く時や着替える時は、赤ちゃんが寒くないように室温に注意して下さい。

比較的元気がある時や、ウンチやオムツでおしりがかぶれている時は、おしりだけでもお湯で流してあげると気持ちが良くなります。

赤ちゃんの発熱の注意点

赤ちゃんの発熱の注意点

発熱後の体温、呼吸・反応、飲めた量、尿、咳・下痢・発疹など、普段と違う様子を記録すると受診時に役立ちます。熱の持続期間は病気やお子さんによって異なるため、3日以内なら安全とは考えません。薬を使ったら名前・量・時刻も記録し、少量ずつこまめに水分を与えます。飲めない場合は受診を相談してください。

当時の夜間受診の体験:私自身も何度も経験した事ですが、夜間診療所や病院の救急外来は待ち時間がかなり長くなります。
高熱でぐったりしている我が子が心配で受診するのですが、2、3時間待った末に風邪薬だけ処方されて、「明日受診してください」と言われる事も多々あります。

この経験を、夜間受診を避ける一般的な助言にはしません。生後3か月未満38℃以上、ぐったり・飲めないなどの症状があるときは、待ち時間の心配より必要な受診を優先してください。意識・呼吸の異常など緊急時は119へ。判断を迷う夜間・休日には#8000で相談できますが、救急車の代わりではありません。

赤ちゃんの周りの環境を整える

笑顔

手洗いやこまめな清掃、快適な室温・衣服の調整を行い、赤ちゃんが過ごしやすい環境を整えましょう。家庭環境や保護者の気配りだけで、感染症や発熱をすべて防げるわけではありません。

  • 環境整備に努める

赤ちゃんのまわりは意識的に物を少なくして、こまめに掃除するよう心掛けることで雑菌が減少します。

  • 雑菌を持ち込まない

赤ちゃんと接する人、家族や来客の人たちは外から帰ってきたら、手洗いうがいをして、赤ちゃんに雑菌やウィルスを移さないようにします。

  • 衣類の着せすぎない

厚着にしすぎず、汗や寒がる様子を見て調整します。衣類が汗で濡れたら着替えさせましょう。

  • 寝冷えに気を付ける

寝るときも暑すぎ・寒すぎにならないよう、衣服と室温を調整します。冷暖房を必ず消す、必ず大人より1枚少なくする、と一律には決めません。寝床は硬く平らにし、顔の近くに袋や柔らかい物を置かないようにしましょう。

  • 室温・湿度に配慮する

室温や湿度は季節・住環境・衣服によって調整し、お子さんが心地よく過ごせることを目安にします。換気や、加湿器を使う場合の清潔さにも注意してください。特定の数値に合わせれば感染を防げるというものではありません。

赤ちゃんは自分で体調不良を言葉にできないため、普段との違いを見守りましょう。発熱したことを保護者の生活管理のせいと考えず、休息と必要な医療相談で支えてください。

解熱薬について

体温の数字だけで解熱薬が必須かどうかは決めず、つらさや飲みにくさと、お子さんに処方された指示で判断します。量や間隔を自己計算せず、不明なら医師・薬剤師へ。詳しい注意点は関連記事の40℃の記事で整理しています。

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参考資料と確認日

受診目安と家庭でのケアは2026年10月9日に上記の公的・専門資料に照らして見直しました。薬はお子さんへの処方・指示を優先してください。

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