1歳を迎えようとした赤ちゃんにストローを使う練習をさせるママも多いのではないでしょうか?
ストローを上手に使えるようになるとママも助かりますよね。紙パックのジュースを外に持っていけるし、ボトルと違い飲み口から飲み物がこぼれる心配もありません。
でもストローを使うのにも赤ちゃんは練習が必要です。
もしかしたら赤ちゃんが練習を嫌がるかもしれません。そんな時にはちょっと工夫するだけで赤ちゃんもストローに興味を持ち始めます。
今回は赤ちゃんとストローについて紹介いたします。
赤ちゃんのストロー飲みはいつから?
赤ちゃんのストロー飲みは一体いつから始めることができるのか悩みどころですよね。
多くの赤ちゃんは生後9ヶ月ころからストローで飲む練習をする準備ができています。そして個人差にもよりますが、基本的には2歳までに赤ちゃんはストローで飲むことをマスターします。
なんと赤ちゃんによっては生後5ヶ月でストローを使えるようになった子もいるそうです。これは非常に珍しい例ですが、それだけ赤ちゃんに可能性があるということです。
1つだけストロー飲みで注意したいのは、ストロー飲みを行うと赤ちゃんは飲み物を通常より速く飲み込む傾向があるということです。
そのため飲み物がのどに詰まったり、咳を起こしたりする可能性があります。飲み込むという行為はほとんどの人間が当たり前にできる行為です。もし飲み物が正しくない管に入ると、飲み物が肺に入ってしまう可能性があります。それを防ぐために人間は咳をして飲み物を吐き出そうとするのですね。咳き込むという行為がたまに起こる場合は問題ありません。
しかし頻繁に赤ちゃんがストロー飲みを行うことによって咳き込むのなら、ストロー飲みの練習はしばらく中止した方がいいかもしれません。もしくは赤ちゃんがコツをつかむまで牛乳やミルクシェイク等の濃厚な飲み物を使うのがいいでしょう。
もう1つママが赤ちゃんに徹底させたいのは、席に座って飲み物を飲むということです。
ストロー飲みの練習を始める時期になった多くの赤ちゃんは自分でつかまり立ちや歩き始める時期でもあります。歩くのが楽しくてたまらない赤ちゃんはついつい歩き飲みをしがちです。でもこれはとっても危険な行為です。ストローを口にくわえたまま転んだら危険ですよね。また赤ちゃんにとって、歩きながら何かを飲み込むのはとても難しい行為なのです。
ストロー飲みだけに関わらず、飲んだり、食べたりする時は椅子に座ることを徹底させましょう。
赤ちゃんのストロー飲みはマグがいい?
ストロー飲みを始めた赤ちゃんにはストローマグがおすすめです。
ストローマグは赤ちゃんのために作られているので、とっても持ちやすいです。さらにママにとってうれしいのが多くのストローマグは漏れにくいということです。
赤ちゃんはストロー飲みの練習をしているときに飽きてきたらカップを思い切り投げたり、振ったりして遊びます。もし普通のコップを使っていたら後片付けが大変ですよね。でもストローマグならその心配はありません。
特におすすめなのがリッチェル アクリア コップでマグ ストロータイプです。まだ、ストローが使えなくても蓋の部分を押すことで水やお茶を飲むのをサポートできます。
他にもストローマグにはメリットがたくさんあります。主なメリットは以下の通りです。
割れにくい
ほとんどのストローマグはプラスチックを素材としています。プラスチックだと赤ちゃんが床に投げ捨てても割れることがないので安心ですよね。
お出かけに便利
赤ちゃんが上手にストロー飲みできるようになるとストローマグは重宝します。キャップがついていて漏れる心配のないストローマグはお出かけにぴったりです。(リッチェル アクリア コップは蓋が外れやすいのでお出かけには不向きです。)
ストローマグを使用した後には接続部分をしっかり洗うことを心がけましょう。意外と見落としがちな部分で、清潔に保っておかないとカビが生えてくることもあります。口に触れるものだからこそ常に清潔にしておきたいですね。
赤ちゃんがストローを嫌がるのはよくある?
ママの意思に反して、赤ちゃんがストローを嫌がることはよくあります。
理由は赤ちゃんによって様々ですがストローを嫌がったら、ストロー飲みを中断しましょう。無理やり練習させてもメリットはありません。赤ちゃんの中にはストロー飲みという段階を飛ばしてコップのみを始める子もいます。
ここからは赤ちゃんがストロー飲みを嫌がった時に、多くのママが試して成功したコツを紹介します。
ボトルを使う
赤ちゃんがストローを嫌がったら、ボトルに少しジュースを入れて普段通り飲ませましょう。もし赤ちゃんがボトルを吸い始めたらストローマグと取り換えます。これだけのシンプルな方法ですが、成功したという声が多数です。
逆流防止弁を取ってみる
ストローマグには赤ちゃんが多量の飲み物を飲み込むのを防ぐために弁がついているものがあります。ストロー飲みを始めたばかりの赤ちゃんにとっては、この弁の働きのせいで上手に吸うことができないということがあります。もし吸いづらそうにしていたら弁を取り外してみてください。
普通のストローを使う
もし赤ちゃんがストローマグを嫌がったら、普通のストローを使わせてみましょう。
大人が使うストローは細くて吸いやすいです。普通のストローで吸うコツをつかんだらストローマグを使わせてみましょう。吸うコツを掴んだ赤ちゃんはストローマグも簡単に使えるようになっているかもしれません。
赤ちゃんが吸ってから口から吐き出すことはよくある?
赤ちゃんが上手にストローを使って口に飲み物を含むことができても、口から飲み物を吐くことはよくあります。
これもまた理由は様々ですが、赤ちゃんはただ遊んでいるだけの場合が多いです。吸って口の中に飲み物を入れるという行為が面白いと発見した赤ちゃんは喉が渇いてなくても何度も吸うという行為を繰り返します。でも飲み物が欲しいわけではないので、口から吐き出すのですね。何でも遊びに変える赤ちゃんは、本当に遊びの天才ですよね。
赤ちゃんが遊んでいて口から飲み物を吐き出していたら何も問題はありません。
気を付ける時は前述したように飲み物がのどに詰まって咳き込むように飲み物を吐き出していたときです。何度も咳き込むようなら、ストロー飲みの練習はしばらく中止しましょう。まだ赤ちゃんの準備ができていないということです。
ストローを嫌がる時や飲もうとしない時の練習法
すでに少し紹介しましたが赤ちゃんがストローを嫌がる時や飲もうとしない時の練習法はちゃんとあります。
まずは最も人気がある練習法を紹介します。この練習法ではストローマグは必要ありません。
1.まずは普通のストローを飲み物が入ったコップに入れます。ストローの先がコップの底についたら、ストローの飲み口を指でふさぎます。こうすることによってストロー内に飲み物が流れることなくとどまります。
2.飲み物を含んだストローの先を赤ちゃんの口元に持っていき、ストローを塞いでいた指を離し、飲み物を赤ちゃんの口に流し込みましょう。この際には少しずつ流します。
3.2までのステップを何回か繰り返すと、赤ちゃんが興味を持ち始めます。興味を持ったらストローをママの口に含み、使い方を教えてあげましょう。そうすると赤ちゃんもママの真似をして口に含むことが多いです。もし興味を持たないようであれば、ストローの側面で赤ちゃんの頬をなでたりして興味を惹きつけます。
4.赤ちゃんがストローを口に含んだら、ストロー飲み練習の開始です。ここからはストローの飲み口に近い部分をつまんで、赤ちゃんに吸わせる感覚を覚えさせます。ストローを指でつまんでどんどん飲み物をストロー内にためるようにしましょう。
5.赤ちゃんがストローは吸って飲み物を飲むものだと理解したら、ストローマグにチャレンジしてみましょう。赤ちゃんの中にはすぐにストローマグの使い方も理解して、練習いらずになる子もいます。
大事なのは赤ちゃんがストローの使い方を知ることです。ストローの使い方を理解すると、驚くほど上手にストローを使って飲み物を飲むことができるようになりますよ。
コップから直接飲ませてみる
もしストローで飲むのを拒むようなら、コップで飲ませるという手段もあります。基本的にはストロー飲みの次にコップ飲みができるようになります。しかし赤ちゃんの中にはストロー飲みをせずに、いきなりコップ飲みを開始する赤ちゃんも少なくはありません。
コップ飲みをする際には赤ちゃん用の小さなプラスチック製のコップがいいですね。あとはスタイをかけるのを忘れないようにしてください。ごく少量の飲み物をコップに注いで、赤ちゃんにコップの取手を掴ませます。そしてママがゆっくりとコップを動かして飲ませましょう。何度も繰り返すとコップの使い方を理解してきます。1人でコップを使って飲みたがったら、飲ませてあげましょう。上手にコップを使えるかもしれません。
ママや他の子がストローで飲んでいるところ見せてみる
すでに前述しましたが、生後5ヶ月の赤ちゃんでストロー飲みを上手に開始した子もいます。
実はその子には2歳のお兄ちゃんがいて、毎日お兄ちゃんがストローを使って飲み物を飲んでいるところを見ていたそうです。ある日赤ちゃんはお兄ちゃんのストローマグに手を伸ばしてストロー飲みを練習することなく開始しました。
生後5ヶ月という赤ちゃんも目で見て色々なことを学んでいるのですね。実際に赤ちゃんに使い方を実践して見せてあげるのは大切です。ママが実践するときは、赤ちゃんの目を見ながら少し大げさなくらいに口をすぼめてストローを吸いましょう。
100円くらいのパックのお茶やジュースで試してみる
スーパーや薬局に行くと小さなお茶やジュースのパックが売っていますよね。実は紙パックの飲み物はストローを使う練習に最適なのです。赤ちゃんの口にストローを含ませましょう。もし吸い始めなければ、ゆっくりと紙パックを押して飲み物が赤ちゃんの口の中に入るようにします。これを繰り返すと赤ちゃんはストローの使い方を次第に理解し、自分で吸い始めます。赤ちゃんが自分で吸い始めたら紙パックを押すのをやめて自分で吸わせます。
リッチェル アクリア コップでマグ ストロータイプなら同じことができます。他にも市販のゼリーやヨーグルト、または離乳食などにストローを刺して練習させるという方法もあります。
それでもだめなら少し時間を置いてみる
色々試したけどどうしても赤ちゃんがストローを使いたくない時は、いったん時間を置きましょう。無理やり飲ませようとしても赤ちゃんは嫌がるだけで逆効果です。
赤ちゃんがまだ準備できていないということなので、赤ちゃんがストローを使う準備ができるまでのんびりと待ちましょう。
無理にしなくてもいつかはできることなので気楽に考えよう
赤ちゃんがストロー飲みできなくても心配することは何もありません。
コツを掴むのが少し難しいだけで、1度コツを掴むと簡単に使えるようになります。いつかは必ずストローを使って飲むことができるようになります。
時間の問題なので、今は心配しなくても大丈夫です。気楽に考えて、のんびりと待ちましょう。
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