泣く新生児のオムツ替えのコツとオムツ選びのポイント

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産院でしっかり習ったはずなのに、自宅へ戻ると「え?なんでそんなに泣くの?」というくらい嫌がられてしまったり、うまくオムツを当てられずに漏れてしまったり…。
周りのお母さんは簡単にやっているように見えるのに、なんでうまくいかないんだろうと悩んだことが何度かありました。

簡単そうに見えて実は奥が深いオムツ替えのコツと、オムツ選びのポイントをまとめました。

 

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最新の紙おむつは高性能

オムツ

新生児の頃は、おなかの前でテープを止める「テープタイプ」のオムツを使用します。オムツ売場に行ってみると、テープタイプだけでも何種類もあってどれを使っていいのか困ってしまいますよね。

「オムツなんてどれを使っても一緒だろう」と思う人もいるでしょう。

しかし、最近のオムツは各社がそれぞれの工夫をしています。

違いを知って赤ちゃんに一番合うオムツを見つけましょう!

 

支持率No.1!P&Gのパンパース

産院で使用されることも多いパンパースですが、テープ部分の伸縮性がとてもよく、ミルクを飲んでぽっこり広がったおなかでも締め付けることなく止められます。

このテープ部分の伸びがいいと、太もも周りのフィット感も抜群でよく動く赤ちゃんの足でも、太もも漏れを阻止してくれます。

パンパースからは「赤ちゃんの肌へのいちばん」というシリーズも発売されていて、従来の製品よりもやわらかいソフトなさわり心地が人気です。

 

通気性抜群!花王のメリーズ

オムツかぶれが気になる赤ちゃんに特におすすめしたいのが、このメリーズです。

オムツの中の蒸れを逃がすように設計された、独自の3層構造シートがオムツの中の湿気を逃がしてくれます。だからずっとサラサラが続きます。また、同サイズの他のメーカーより若干大きいです。

一時期爆買いで高かったメリーズも値段が落ち着いてきて在庫も安定するようになっています。以前はネットショップで在庫切れでなかなか買えなかったり、店舗で個数制限されたりしましが、今はどのサイズも買えることが多いです。

 

安心のフィット感!ユニチャームのムーニー

まるい赤ちゃんの骨格に合わせて作られたムーニーのオムツは、フィット感抜群です。お尻の形に合わせて作られているので、ゴワつきも少なく、漏れる心配も少ないと評判です。

「新生児」というサイズでも、3000g以下の小さめ赤ちゃんのために作られたサイズも発売されているので、「横から漏れるなー」「ブカブカするな…」という時にワンサイズ小さいものを試せるのもいいですね。

 

コスパ良し!エリエールのグーン

他のメーカーが1枚あたり20円前後に対し、グーンは1枚あたり15円前後とリーズナブルな価格設定です。amazonで見てみても1枚あたり13円です。

だからと言って品質が劣るわけではなく、さすが製紙メーカーが出している紙おむつです。お肌に優しいビタミンEが配合されていて、通気性も肌触りも抜群。

コスパで選ぶなら間違いなくこのブランドです。

 

王道メーカーを比較してみましたが、各社様々な工夫がされているので、「おむつかぶれが心配」や「横漏れがする」と言った赤ちゃんの問題に合わせて選んであげてください。

 

新生児のオムツ替えのタイミング

オムツ替え

 

オムツには、おしっこなどで濡れると色が変わるオムツ替えサインが付いているものもあります。

ですが、全てのオムツに付いているわけではないので、これだけでは判断出来ません。

最近のオムツは通気性がよく、「おむつが気持ち悪くて泣く」ということはない、とも言われています。

それでは、どんなときがオムツを替えるタイミングなのでしょうか。オムツ替えのタイミングをまとめました。

 

赤ちゃんが不機嫌

赤ちゃんが泣くとき、ぐずぐずするときはオムツ交換の場合があります。

赤ちゃんが泣いたら最初にオムツを確認します。赤ちゃんの肌は敏感なのでこまめに交換することで肌荒れやかぶれを防ぐことになります。

おしっこやうんちをしている、していない、に関わらず、オムツが蒸れて気持ち悪くて不機嫌なのかもしれません。

私の子供はオムツをはずすだけでご機嫌になることがよくありました。

こんなときは、オムツをはずして少し様子を見てみましょう。

 

授乳の前後

「授乳の前には確認を」と産院で指導され、オムツを交換してから授乳をする人も多いと思います。

授乳前におしっこやうんちをしていなくても、授乳でおなかが刺激されるとおしっこやうんちをする場合が新生児は特に多いです。

授乳後に寝てしまう赤ちゃんも多いですが、肌が弱い新生児期はこまめに交換してあげましょう。

 

外出前

お出かけ先では自宅にいるのとは違い、交換したくてもすぐに出来ない場合もあります。

外出の前には必ずオムツの確認をして、少しでも出ているようだったら交換してからおでかけするようにしましょう。

 

必ず安全な場所で!注意したいオムツを替える場所

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オムツを替えるだけなのに、なぜ安全な場所を選ぶ必要があるのかというと、あまり動きのない新生児に見えますが、足をバタバタ動かしたり、身体をよじって動かしてみたり、実は細かい動きは非常に危険。

狭い場所で替えると、上から何か落ちてきてしまったり、少しずつ移動して高いところから落ちてしまったりする危険があります。

オムツを替える最中は「あれを、忘れた。」や「〇〇、しなきゃ」と赤ちゃんから一瞬だけ目を離してしまう場面があります。

例えば、おしり拭きを抑えながら引き出すときや、オムツをゴミ箱に捨てる瞬間など、一瞬の隙が思わぬ事故に繋がってしまうこともあるので、注意しましょう。

 

ベビーベッドなど高さがあるところで交換

オムツ交換に限らず子育てでは腰をかがめる動作が多く腰痛の原因になります。ある程度高さがある場所に赤ちゃんを置いて、膝を付けた姿勢で行うと腰に負担がかかりにくく、オムツ交換も楽に出来ます。

ソファなどは周りが狭く、落下の危険もあるので注意しましょう。

 

床で交換

交換する際に1番無難なのは、床で交換することです。

ただ、フローリングや畳にそのまま寝かすと赤ちゃんも寝心地が悪いので、タオルや座布団など、赤ちゃんのクッションになるものを敷いてあげるといいでしょう。今は、オムツ替えシートやマットが売られているので頻繁に床で交換するなら用意することをお勧めします。

 

ハイローラックで交換

ハイの状態でも、ローの状態でも、必ずスウィングは止まるようにして、タイヤのロックをしてから交換します。

両サイド~頭にかけて壁が出来るので、新生児が転がり落ちる心配もなく交換出来ます。高さも調整出来るので、交換する人の替えやすい高さで替えることが出来るので便利です。

身体の動きの多い赤ちゃんはしっかりと肩ベルトをすることで動きもセーブ出来るので替えやすくなります。

 

新生児のオムツ替えのやり方

オムツ替えセット

準備するもの

  • 新しいオムツ
  • おしりふき
  • 汚れたオムツを入れる袋

 

オムツ替えのやり方

①赤ちゃんをオムツ替えのしやすい安全な場所に寝かせて、オムツ替えに必要になるものを手に届きやすい場所に置きます。

このときに、おしりふきを使用する分だけ出しておくと手早く出来ます。

うんちなどで沢山必要になるときは、あらかじめ多めに出しておきましょう。私は2枚重ねで使用していたので、ここで2枚重ねにした束を数組準備していました。

 

②オムツを替えられるところまで、洋服をめくりあげます。

ロンパースなどのスナップはしっかりはずし、汚れないようにお尻部分を広く開けることがポイントです。

広く開けたほうが、オムツ替えも楽になります。

 

③オムツを付けた状態のまま、お尻の下に新しいオムツを広げておきます。

汚れたオムツを抜き取った際に、すぐ装着出来るように準備しています。

 

④両足首を持ち、おなかのほうに押し倒してよく拭きます。

新生児は股関節が外れやすいので、持ち上げるのではなく、おなかに足をくっつけるイメージで扱いましょう。

女の子は尿道炎になりやすいので、必ず前から後ろに向けて拭くようにします。男の子はしわの汚れをしっかり取るように拭きましょう。

 

⑤汚れたオムツを素早く取り、新しいオムツを装着します。

汚れたオムツの片づけは最後で大丈夫です。まずは新しいオムツを装着します。

 

新しいオムツにした後の注意点

いくつかポイントを抑えるとことで、漏れる確率はぐーんと減ります!

おなかのテープはきつくないか

おなかのテープは指1本入るくらいの余裕を残してテープで止めます。

おなか周りにテープの痕がくっきり残るようだったらきつすぎますが、痕が残らない程度にしっかりと止めましょう。

しっかり止めていないと、授乳前などおなかがへこんでいるタイミングで背中漏れの原因にもなります。

 

太もものギャザーが内側に入っていないか

オムツの太もも周りには横漏れ防止のギャザーが付いています。これが内側に入ってしまっていると、太もも周りの漏れの原因になります。

新しいオムツを装着したら、まずここのギャザーが内側に入っていないか・ヨレていないかを確認しましょう。

 

左右不均等に止まっていないか

オムツの位置が浅くなっていないか、左右のテープを止める箇所がバランス悪くないかを確認します。

赤ちゃんの足の動きによっては、テープが止めにくかったり、オムツがずれてきてしまうことがあります。

そんなときは、まずはとりあえずテープを仮止めして、赤ちゃんの動きを見ながらしっかり直しましょう。

 

新生児のオムツ替えはここが大変

オムツ

 

赤ちゃんが暴れる

オムツを替えようとすると、足を元気にバタバタ動かしてみたり、身体をよじって嫌がってみたり、おとなしそうに見えて意外と新生児の動きは激しく、暴れて嫌がることもあります。

何か気をそらせるおもちゃや音が出るものをそばに置いて手短に替えることで対処出来ます。

他にも暴れる理由は以下のようなものが原因かもしれません。

 

寝転がる場所が好きではない

(対策)冷たすぎたり、暑すぎたりしませんか?赤ちゃんを寝かす時はなるべく固めのものの上に寝かせると言われていますが、オムツ替えは一瞬でも目を離すこともないので、少し柔らかめの布団やオムツ替えしやすい範囲でふわふわした物の上に寝かせると反応が変わるかもしれません。

 

オムツをはずして開放的になって動く

(対策)オムツがきつく、おなか周りや太ももに痕がついている場合があります。少し緩めてあげることや、オムツの種類を替えることで解決出来るかもしれません。

 

赤ちゃんが泣く

オムツを交換しようとすると泣きだす、交換している最中も泣き、終わると泣きやむ。私の子供は暴れるよりも泣くことのほうが多かったです。焦ってしまって、オムツ漏れをしてしまうこともありました。

 

おしりふきが冷たい、お尻が外気に触れてびっくりした

(対策)急な寒さ・冷たさにびっくりして泣いている可能性があります。エアコンの効いている部屋や、冬の寒い日のオムツ替えはなるべく赤ちゃんが寒くならないよう気を付けます。おしりふきが冷たくてびっくりしている場合は、おしりふきを温める「おしりふきウォーマー」が便利です。

 

強く拭きすぎて痛い、かぶれている部分がしみる

(対策)オムツ替えは手短に済ませたいですが、溝など細かい部分を拭くときも優しく丁寧に心がけましょう。特に溝はかぶれやすい部分でもあります。おしりふきを使用するよりも、濡らしたガーゼで拭きとると優しくケア出来ます。

 

交換している最中にうんち・おしっこをしてしまう

赤ちゃんも開放的になったほうが出しやすく、オムツをはずした瞬間におしっこやうんちが出てしまうことやおしりふきで拭いたことが刺激となり出てしまうことがあります。

オムツ交換は出来るだけ手短に済ませて、汚れてもいいタオルなどをお尻の下に引いて交換するといいです。特に公共の場のおむつ替えスペースを利用するときには気をつけたいです。

男の子は交換している最中におしっこを飛ばしてしまうのを阻止するカップも販売されています。可愛い柄や使い捨てのものもあるので、ぜひ取り入れてみてください。

 

オムツ替えの回数の目安

 

さっき変えたと思ったら、もう濡れている!ということが多い新生児期。

使用するオムツの種類によって、1回に吸収できる量も異なりますが、こまめに交換するとオムツ替えの回数は平均15回~20回程度あります。

生後2~3ヶ月頃には少しずつ回数も減っていきますが、オムツ替えの回数は赤ちゃんの健康状態の目安にもなります。

 

1日どれくらいオムツ交換をしているのか、1度チェックしてみるといいですね。

もし交換の間隔が6時間以上空いてしまうようなときは、ミルクや母乳が足りていない場合もあります。

そんなときは早めに助産師さんや医師に相談しましょう。

 

パパに出来るところから手伝ってもらおう

オムツ替え

 

1日に10回以上もオムツを交換する新生児。夜中に何度か起きて交換することもあります。

オムツ替えの度に手を洗うことで、手荒れが気になる人もいます。

お母さんは自然な流れでオムツ交換をするけど、もしオムツ交換だけでも1日のうち何度かパパに手伝ってもらえたら助かるはずです。

とはいっても、毎日何十回もオムツを交換しているお母さんとは違い、パパはスムーズに出来ないことも多いと思います。

いきなり最初から最後まで全てやってというのは荷が重いので、まずは出来ることから少しずつ手伝ってもらいませんか。

 

最初は、オムツを替えるタイミングを覚えたり、オムツ替えに必要な物を用意したり、オムツ替えスペースを整えたりと簡単なところから始めましょう。

オムツ替えが出来るようになって、寝る前の1回だけでも替えて貰えると、お母さんの心に余裕が生まれると思います。

ほんの少しのことでもお母さんは助かります。協力してくれる、気にしてくれているという姿勢が、私はすごく嬉しかったです。

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