赤ちゃんにとって、抱っこは大切なスキンシップです。ママの抱っこは良いけど、パパだと泣いちゃう赤ちゃんや、抱っこは大好きなのに急に嫌がる赤ちゃんもいますよね。そんなとき、パパやママは色々な抱き方を試して、赤ちゃんが喜ぶ抱っこをしてあげたいと奮闘していると思います。
今回は、成長や個性に合った抱っこの仕方とコツをまとめたので、ぜひ参考にしてくださいね。
赤ちゃんは抱っこが好き?
赤ちゃんは抱っこされるのが大好きです。パパやママがたくさん抱っこをする事で、オキシトシンという安心感や信頼感を得られるホルモンが分泌されます。これにより、赤ちゃんはパパやママに愛されていると実感することが出来ます。
パパにもおすすめ!赤ちゃんの基本的な抱き方とコツ
赤ちゃんを抱っこするときは、自分がリラックスする事と体を赤ちゃんにしっかり密着させる事を意識しましょう。どうしても初めのうちは、パパもママも緊張して体が強張りやすいと思います。強張った状態で抱っこすると、それが赤ちゃんにも伝わってしまうので、赤ちゃんも居心地の悪さを感じてしまいます。
パパやママが出来るだけリラックスして抱っこすると、赤ちゃんも安心して身を任せてくれます。そのとき、脇を締めて腕で包み込みながら胸で支えるように体を密着させると安定するので、長時間の抱っこでも疲れにくいです。
また、パパとママの抱っこの大きな違いは「におい」です。ママの抱っこの時には母乳のにおいがするので、それだけでも赤ちゃんは安心します。なので、パパが抱っこする時には授乳する時に使っているガーゼやタオルがあれば、それを腕や肩にかけるのがおすすめです。
もし、たばこを吸うパパなら抱っこの前には必ず着替えと手洗いをしっかり行って、抱っこは「におい」をきれいに落としてからにしましょう。
ママとパパでは抱っこする頻度が全然違うので、パパの抱っこに慣れるまで時間がかかる赤ちゃんがほとんどです。赤ちゃんの頭の向きを左側にしてパパの心音が聞こえると赤ちゃんが安心するのでおすすめです。
赤ちゃんの抱っこの基本とコツ
- まずは自分がリラックスする
- 脇を締めて腕で包み込むようにする
- 胸で支えるように体を密着させる
パパにおすすめの抱き方のコツ
- におい対策をしっかり行う
- 授乳で使っているガーゼやタオルを腕にかける
- 赤ちゃんの頭を左側の腕に乗せて、心音が聞こえるように抱く
赤ちゃんの個性によって選ぼう!少し変わった抱き方とコツ
赤ちゃんにも個性があるので、抱っこの仕方によって好き嫌いがあります。よく反り返りをする赤ちゃんは、背中が真っすぐになる体制が嫌でよく泣いたりします。この時におすすめなのが、背中を丸めた姿勢になるように抱っこする、まんまる抱っこです。首が据わっていない赤ちゃんに行う時は、呼吸し辛くなっていないか顔の向きに注意しましょう。
まんまる抱っこのコツ
- ママの腕で輪っかを作り、片方の腕で赤ちゃんの首元を支えて反対の腕で赤ちゃんの膝の裏を支える
- 赤ちゃんの背中が丸くなり、おしりが少し突き出すようにキープする
- ハンモックのようにゆらゆらする
みんなどうしている?授乳時の抱き方
授乳の時の抱き方にも種類があり、赤ちゃんに合った抱き方を見つける事でママと赤ちゃんの負担が軽くなります。
横抱き
母乳をあげる方の腕で赤ちゃんをしっかり支えながら、赤ちゃんの顔がママの胸の高さになるように抱き寄せながら授乳する抱き方です。授乳クッションを使うと赤ちゃんを支える腕が楽になるので、さらに授乳しやすくなります。
交差横抱き
母乳をあげる方の腕とは逆の腕で赤ちゃんの首をしっかりと手で支え、赤ちゃんのおしりをママの体に引き寄せながら授乳する抱き方です。身長が高く、授乳中前かがみになりやすいママにおすすめの抱き方です。
ラグビー抱き
ラグビー選手がボールを持っている時のように、母乳をあげる方の腕で赤ちゃんを抱きかかえながら授乳する抱き方です。毎回同じ授乳の抱き方だと乳頭も同じところに負担がかかってしまうので、横抱きだけではなく、ラグビー抱きも取り入れることで乳頭の負担を分散させることが出来ます。
添い乳
抱っこではありませんが、ママが横向き寝て、赤ちゃんも隣に横向きに寝かせて授乳する方法です。夜間の授乳で行うとママの休息にもなるのでおすすめです。
新生児の抱き方で気を付ける点
新生児の赤ちゃんを抱っこするときは、横抱き・縦抱きどちらの場合でも気を付けなければならないのが、「しっかり首を支える」「手足を無理に伸ばさない」「呼吸が楽に出来る姿勢にする」です。
首が座るまでは、抱き上げるときから抱っこしてからも、頭だけではなく首からしっかり支えるようにしましょう。この頃のおんぶは、首を支えることが出来ないのでNGです。新生児の赤ちゃんの体は、まだ発達の途中なので関節がとても外れやすいです。無理に手足を伸ばすと脱臼させてしまう恐れがあります。
赤ちゃんが安心できるようにと体を密着させて抱っこをしているときに赤ちゃんの顔まで密着しすぎると、赤ちゃんのアゴを引いた状態になってしまい呼吸が苦しくなってしまいます。体を密着させて抱っこするときは、赤ちゃんの顔の向きやアゴの位置も気を付けてあげましょう。
新生児の赤ちゃんの抱き方で気を付けるポイント
- しっかり首を支える
- 手足を無理に伸ばさない
- 呼吸が楽に出来る姿勢にする
月齢ごとのおすすめの抱き方
新生児から首がすわる前の赤ちゃんにおすすめの抱き方
- 横抱き…月齢の低い赤ちゃんの基本の抱き方です。この頃は、体がとてもデリケートなので、そっと抱き上げ首と頭をしっかり支えるようにします。
- 縦抱き…新生児の頃からゲップをさせるときに行います。横抱きよりも不安定なので、首をしっかり安定させるようにします。
首が据わった後の赤ちゃんにおすすめの抱き方
- 縦抱き…首がすわってからは頭を支えなくてよくなる分、体重も重たくなってくるので胸に寄りかからせると楽に抱っこ出来ます。
- 抱っこ紐やスリング…ママと赤ちゃんの使い勝手のいいものを選びましょう。ママの肩や腰の負担になりにくく、赤ちゃんが快適に過ごせるかが選ぶポイントです。
抱っこできる期間は意外と短い!赤ちゃんの喜ぶ抱き方で楽しい時間を過ごそう
抱っこをたくさんしてあげることで、赤ちゃんはパパとママの愛情をたっぷり感じることが出来ます。生まれたばかりの、ふにゃふにゃの新生児を抱っこするのはとても緊張しますよね。
我が子も、すごく小さく生まれた事もあり、私自身抱っこに慣れるまでは体が強張りガチガチでしたが、慣れると抱っこが大好きな子になりました。それが今では、自分で出来る事が増えてきて、抱っこしてあげる時間がどんどん減ってきています。
赤ちゃんの成長は本当にあっという間で、うれしい反面少し寂しく思う事もあります。なので、抱っこの時期は赤ちゃんが喜ぶ抱っこをたくさんしてあげましょう。そして、パパとママも赤ちゃんと一緒に楽しい時間を過ごして下さいね。
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