「赤ちゃんのよだれはいつ終わるのだろう?」と気が遠くなることはありませんか?
スタイを交換してもすぐにベチョベチョ、よだれかぶれで口元は真っ赤、ひどいと首や耳のあたりまで湿疹ができてしまいます。
顔や首など、目につくところにできるよだれかぶれが気になる方も多いのではないでしょうか。
そもそも、よだれかぶれは何が原因でできてしまうのでしょうか?
今回は、よだれかぶれの原因と対策を紹介します。
よだれかぶれになったばかりや少し赤くなっているのが気になる程度は下記をご覧ください。
赤ちゃんのよだれかぶれとは?
赤ちゃんは、口を閉じたりよだれを飲みこんだりすることが上手くできないので、口元や首などによだれが多く付着します。そしてよだれが肌に付いたままの状態が続くと、赤ちゃんの肌が刺激されて肌トラブルが起こります。これが赤ちゃんの「よだれかぶれ」です。
赤ちゃんのよだれが多くなる時期はいつから、いつまで?
だいたい3ヶ月頃から多くなりはじめます。赤ちゃん自身が指やこぶしを口に入れて、自分のことを確かめ始める頃ですね。
その後、歯が生えてくる5ヶ月頃からはさらによだれが多くなります。
よだれは、1歳半くらいになると落ち着いてくると言われますが、2歳頃まで続くこともあり個人差が大きいです。
私の子は2歳過ぎまでよだれがひどく、あごが真っ赤で心配していたのですが、いつの間にかよだれが収まり症状も良くなりました。
よだれが続くと治りにくいよだれかぶれは、なぜ起こるのでしょうか。次に原因を見ていきましょう。
赤ちゃんのよだれかぶれの原因
赤ちゃんの皮膚は薄い
人の皮膚は、外の刺激から守る働きをしています。赤ちゃんの皮膚は未発達で薄い為、乾燥しやすいです。
肌が乾燥すると皮膚のバリア機能が弱くなり、刺激に対して反応しやすくなります。赤ちゃんの肌トラブルが多いのはこの為です。成長するにつれて、肌トラブルは少なくなっていきます。
汚れが刺激になる
見た目ではキレイに見える赤ちゃんの肌は、授乳後のミルクや離乳食の食べこぼしなどが残っていて汚れていることがあります。肌に付いている汚れが、よだれと共に流されて口元以外の首元や耳辺りのかぶれの原因になることもあります。
よだれが肌に付いている時間が長い
かぶれの症状のレベルは、「刺激の強さ」と「刺激の持続時間」で決まります。
私は、素手で長イモを触ると痒くなりますが、すぐに洗い流せば痒みはひどくなりません。刺激に対しての個人差はありますが、刺激が強いものも短時間であればかぶれにくいのです。
赤ちゃんのよだれは、刺激は強くないものの、肌についている時間が長いとかぶれてしまう原因になります。
赤ちゃんのよだれかぶれがなかなか治らない理由
よだれかぶれを予防するには、「肌を清潔に保つこと」と「保湿」が基本です。
乾いた布でよだれを拭いても汚れが残ってしまうので、水やお湯で濡らした布で拭きましょう。布の生地によって、赤ちゃんの肌への刺激になることがあります。よだれかぶれが治りにくい場合は、口元を拭く布を見直してみるのもおすすめです。
こまめに拭いていても、滝の様にながれる赤ちゃんのよだれ。拭くのが追い付かず、服はよだれで濡れてしまうし大変ですよね。
そこでスタイを付けて対策をすると思うのですが、スタイが逆効果になることがあります。濡れたスタイを放置してカビが生えてしまった経験はありませんか?よだれが付いたスタイは、雑菌が繁殖しやすくなっています。
雑菌が繁殖したスタイが肌の近くにあると、かぶれの原因になりやすいのです。
私の子はよだれが多かったので、スタイを1日に10枚以上替えていました。スタイを替えてもすぐに濡れてしまって、常に濡れたスタイが肌の近くにある状態です。子どもがスタイを嫌がった時期があり、スタイを付けずに過ごしていたところ、よだれかぶれが改善してきました。
濡れたスタイがなくなったことと、こまめによだれを拭いたことが良かったのだと思います。よだれかぶれが治りにくい場合は、予防の基本ができているか、他にも原因になるものが無いかもう一度見直してみましょう。
赤ちゃんのよだれかぶれがなかなか治らない時の対策
よだれかぶれの原因を見直しても治りにくい場合は、どうしたら良いでしょうか?
ホームケアでできることは上記が一般的ですが、よだれかぶれが治りにくい場合は、汚れがしっかりと取れていない可能性があります。
赤ちゃんの肌を拭く時はポンポンとたたくようにすると良いと言われますが、大人が食事をしていて口元が汚れるとティッシュなどでしっかりとふき取りませんか?かぶれがなかなか治らない場合は、ポンポンとたたくのではなく、大人の口元を拭く様に赤ちゃんの口元を拭いてみてください。しっかり拭くと赤ちゃんが嫌がったり、肌を刺激したりしてしまうと思った場合は、こまめに水で洗い流すこともおすすめです。
また、お風呂では泡立てた石鹸で、日中に付いてしまった汚れを良く洗い流すことも大切です。
赤ちゃんのよだれかぶれにおすすめの潤静(うるしず)
赤ちゃんのために作られたスキンケア商品をご存知でしょうか?
よだれかぶれになってスキンケア商品を探しても赤ちゃんの肌に使っていいのか心配になることはよくあります。
私の赤ちゃんも左のほっぺたにずーっと消えない丸く赤い肌荒れがありました。
早く治してあげたいとスキンケア商品を探してみましたが赤ちゃんに使っても安心だと確信できるものがなかなか見つかりません。
毎日、基本の保湿はしっかりしていましたが、ほっぺたの肌荒れだけは治りませんでした。
そんな時に見つけたのが潤静(うるしず)です。
赤ちゃんのスキンケア専用に作られた商品で安心して使用できます。
詳しく知りたい方は潤静(うるしず)のサイトを確認してください。
赤ちゃんのよだれかぶれで病院に行く判断基準と注意点
赤ちゃんがよだれかぶれで肌を真っ赤にしていると、心配になりますね。
よだれかぶれで病院に行っても良いのか判断に迷うこともあると思います。
よだれかぶれでかゆみが強く、赤ちゃんが掻きむしってしまう場合は、とびひなどの原因にもなりますので早めの受診をおすすめします。また、赤ちゃんの肌の強さは個人差があります。それまでおむつかぶれなど肌トラブルの多い赤ちゃんは、よだれの刺激にも弱く症状が長引く可能性があります。よだれかぶれの症状が軽くても、赤ちゃんの様子をいつも見ているママの判断で受診の時期を決めても良いでしょう。
赤ちゃんのよだれかぶれで病院に行く時は小児科と皮膚科のどっち?
赤ちゃんの体の症状で、どの科を受診したらよいのか迷うこともありますよね。
皮膚トラブルの場合は、小児科と皮膚科どちらを受診したら良いでしょうか?小児科では子どもに起こる症状を全てみてくれますし、皮膚科では皮膚の専門的なことを調べてくれます。
子どもの症状は個人差もあり様々です。子どもの症例に慣れている皮膚科があれば良いですし、最寄りの皮膚科の評判がわからない場合は、最初に小児科を受診する方が安心です。
赤ちゃんのよだれかぶれにワセリンを使う時の注意点
保湿剤としてワセリンは良く使用されます。
よだれかぶれに使う際は、汚れをしっかりと落としてからワセリンで保湿しましょう。まず、始めによだれかぶれの部分をお風呂で石鹸を使って良く洗います。石鹸は良く泡立てると汚れが落ちやすいです。次に、シャワーなど流水で石鹸を良く洗い流します。その後、タオルで水分をふき取りワセリンで保湿しましょう。
汚れをしっかりと落としていない状態でワセリンを塗ると、汚れが刺激となって症状が悪化してしまう場合があります。
赤ちゃんのよだれかぶれにステロイドを使う時の注意点
ステロイドは強い薬で、使うのが怖いと思っているママも多いと思います。
病院へかかるとステロイドが処方される理由はなぜなのでしょうか?ステロイドを使うメリットは、症状を早く改善できることです。
症状が良くなれば、薬を使い続ける必要はなくなります。ステロイドには強さがあり、皮膚の症状によって使用する強さを変えます。また、子どもに使えるステロイドは限られています。不安な場合は、病院で医師にステロイド薬の効果や塗る量をしっかりと質問して、納得して使えるといいですね。
薬を塗って症状が良くなっても、よだれかぶれの根本である原因が取り除かれないと再発することがあります。よだれが続く限りは、肌を清潔に保って保湿をすることを心がけていきましょう。
なかなか治らないよだれかぶれは医師に相談して対策しよう
ホームケアで対処してもなかなか治らないよだれかぶれには悩んでしまいますね。
そのような場合は、アレルギーなど別の原因があるかもしれません。長引いているなと感じたら、医師に相談してみてください。原因がわかると、ママも赤ちゃんも快適に過ごすことができるでしょう。
よだれの多い赤ちゃんの時期はよだれかぶれが気になりますが、「肌を清潔に保つこと」と「保湿」を基本に根気よく対策をしていきましょう。
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