0歳、1歳の赤ちゃんの本は、カラフルな絵が目立つ絵本から、シンプルな言葉が並ぶものまで様々です。
「くっついた」は書店の店頭には必ず並んでいる本で、ファーストブックとして選ぶ方も多いでしょう。
今回は、くっついたのあらすじと対象となる年齢、子どもに読み聞かせてみたときの子どもの様子などを詳しく紹介します。
くっついたのあらすじと特徴
くっついたは、こぐま社発行、三浦 太郎氏の著書です。
大人の手に収まる小さめの絵本です。
くっついたの名前の通り、色々な動物達がくっつくという内容になっています。
登場するのは、きんぎょさん、あひるさん、ぞうさん、おさるさん、おかあさんとわたし。
はじめに離れているそれぞれの登場人物が、ページをめくるたびに近づき、「くっついた」になります。
それぞれの動物が持っている体の一部を近づけてくっつけていく、シンプルな内容とセリフです。
真価を発揮するのは読み聞かせと同時に実際にママと子どもの体もくっつく時です。
くっつくことの喜びを知ることができます。
親子のコミュニケーションの一つとしてボディタッチングは育児で欠かせない要素ですが、絵本を通じてそんなふれあいができる魅力があります。
三浦 太郎氏は、1968年生まれの絵本作家です。
イラストレーターとしてキャリアをスタートして、ボローニャ国際絵本原画展で入選をした経歴を持ちます。
代表作として、ゴリラのおとうちゃんや小さなおうさまなど、著書は海外でも出版される人気絵本作家です。
絵は可愛らしく、親しみがある表情で描かれています。
0歳の赤ちゃんから小学生まで、たくさんの子ども達に愛されている作家です。
くっついたのおすすめの対象年齢
くっついたは、0歳〜1歳のお子さんを中心に読まれている絵本です。
ページ数が少なく、セリフや絵もシンプルな作りなので、月齢が低いお子さんでも飽きることなく読み進めることができます。
0歳くらいの月齢ですと、読み聞かせてもなかなか集中して聞いてくれないお子さんも多いでしょう。
こちらは、「くっついた」というひとことが続き、お子さんとほっぺとほっぺをくっつけるなど、ボディタッチをしながらコミュニケーションが取れる絵本です。
すべてのページを読んでも、2分程度で終わる内容なので、飽きもきません。1歳前後のお子さんだと反応も感じやすく、最適な対象年齢と言えます。
くっついたのを読んだときの反応とよかった点
くっついたを使っているシーンとは
主に寝かしつけ前の読み聞かせや、外出時、暇になってしまった時に利用していました。
この絵本はコンパクトで、ページ数もそこまで多くないので小さい赤ちゃん自身にページをめくらせるのもおすすめです。
くっつくというキーワードが大好きな子どもは、旅行へ行くときもこの絵本を自ら選んで持って行きました。
子どもが生まれてから初めて購入した本の中で、頻繁に読んだこともあり、子どもの成長に役立ったと感じます。
男女差で興味が分かれることがない動物がテーマなので、長く使えるでしょう。
子どもが親の私とスキンシップを取りたい時には、この絵本を自ら持ってくることがあります。
お母さんやお父さんと触れ合うことが大好きな子どもにとって、どんな時でも活用できる絵本です。
くっついたは忙しい方におすすめ
なかなか子どもと接する時間が少なくなる、フルタイムのお母さんやお父さんにおすすめです。
仕事や家事で忙しく、子どもと遊ぶ時間が限られていても、この1冊があれば、子どもと一緒に読み聞かせとふれあいの時間を持つことができます。
まだ月齢が低いお子さんには、長い読み聞かせは必要ありません。子どもが集中できる10分程度の時間で、本を1冊か2冊でも満足してくれるでしょう。
くっついたは、丁寧に読んでも数分で読むことができるので、0歳からのお子さんに最適です。
親子のふれあいタイムに最適
くっついたは、離れている動物がページをめくるたびにくっつくという繰り返しで、子供も親も楽しむことができる絵本です。
シンプルな絵とセリフで小さい月齢でもわかりやすく、ボディタッチをすることでさらに親子のコミュニケーションが豊かになることでしょう。
小さめで軽く、持ち運びやすい本書は色々なシーンで活用できます。
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