森友学園、わんずまざー保育園と次々にブラック保育園のニュースが報道されています。そして次はどろんこ保育園のニュースです。どろんこ保育園は他とは違う個性的な保育方針により人気の保育園です。その名の通り、子どもたちは毎日のようにどろんこになるまで自然の中で遊び倒します。都会では、なかなか自然に触れる機会も少ないので、こうした環境が保育園にあるということで大変人気です。また、最近は日本人の体力が落ちていることから体を鍛えるという点も好印象です。
そんな大人気のどろんこ保育園のニュースです。
本当かな?と思う方も多いはずです。これだけ人気のある保育園です。また、通っている保護者のブログや口コミでも子どもたちの反応や保育士の保育姿をみて感動や喜びの声であふれています。
しかし、この記事では証拠となる衝撃の事実もあります。
どろんこ会とは?
体験型の保育で、にんげん力を身につける。と、歌っているように単なる保育ではなく自然と触れ合うことで人間として生きていく力を養っていことを方針としています。
その他の特徴としてどろんこ会が掲げるキーワードです。
- センス・オブ・ワンダー
- 人対人コミュニケーション
- こどもの人格形成に必要な環境
- 素足保育
- 異年齢保育
- 機会を排除しすぎない
この中で、どういう事となるのは「センス・オブ・ワンダー」ではないでしょうか?
センス・オブ・ワンダーとは、一定の対象に触れることで受ける、ある種の不思議な感動、または不思議な心理的感覚を表現する概念であり、それを言い表すための言葉である。
これはいろんな体験をして子どもたちが感じることを大切にしようとことです。
これだけ見るととても魅力的な考えですよね。
どろんこ保育園とは?
どろんこ保育園とは、このどろんこ会が掲げる方針を実際に行う保育園です。殆どの保育園では園庭があり山羊や鶏を飼育しています。また、畑があり農作物の生育や収穫体験ができます。
そして、基本裸足です。
裸足で園庭を駆け回り、必要があれば草履をはきます。
足の裏を普段から使うことでいろいろなメリットがあるとしています。
子どものころから体幹を鍛えるようなイメージでしょうか。
その他には座禅や雑巾がけなどちょっと古風な日本の文化を体験できます。
また、異年齢活動や子どもたちの自主的な活動を目的として保育士が手をかけすぎないで見守ることも大切にしています。
本当にここまで見ているといい方針で、通いたくなる保育園ですよね。
少し気になるところ
当園の児童は初冬の11月末〜12月でも園庭で裸足になって泥遊びを行い、とても元気に活動していますが、現状では1~2月の真冬の時期は地面に霜が降りる日もあり、日により草履を履いて泥遊びをしています。運動靴だと靴が濡れたり汚れることを気にして思い切り泥遊びを行うことができないこと、また、真冬でも薄着で外遊びをして寒さに強いからだづくりを目指し裸足遊びから足の形成を促してゆくこと。運動靴・靴下で足指を締め付けず足指を開放し足指でつかむ力をつけること。この3点から、なるべく寒さに慣れることも指導してまいりますが、1〜2月の真冬の霜が降りて裸足で遊ぶと足が冷たいと感じるお子様は、草履を履いて遊びます。
この方針って結構虐待と紙一重な気がします。霜が降りて足が冷たいと感じればといっていますが、12月くらいになると結構寒いですし、霜が降りてないと裸足ってやりすぎでは?
武蔵野どろんこ保育園の概要
定員は以下の合計79人。それぞれから常に10人の保育士は必要な計算となる。
0歳児:6人→(必要保育士)2人
1歳児:15人→(必要保育士)3人
2歳児:18人→(必要保育士)3人
3歳児:20人→(必要保育士)1人
4歳児:20人→(必要保育士)1人
5歳児:0人
保育士:常勤14人、パート5人
方針はどろんこ会に準じた方針です。
計画内容は承認されたのでまともな内容です。
きちんと保育士が確保できていればまわるでしょう。
どろんこ会はとりあえず否定のコメントを出したようです。
武蔵野どろんこ保育園開園時に偽装疑惑
計画書では特に問題のない武蔵野どろんこ保育園ですが、役所による施設設備の確認の際に指摘された箇所を改修したと嘘の報告をしていたようです。実際には一時的に他の保育園から持ってきたもので写真を撮りあたかも改修したように見せて、他の保育園にまた戻すということをしています。
これは他の県の保育士の履歴書と保育士証の写しを提出して、あたかも自園で働いているように見せかけるやり方とそっくりです。
見学した人や保護者の評価はいい
だからこそ、こうした不正は残念としかいいようがありません。
これからもブラック保育園をあぶりだしてほしい
求人で来た保育士から他の大手でもブラックな内容を聞いたことがあります。このニュースからブラック保育園を1つでも減らせるようにしていきたい。
コメント
どろんこ保育園に子どもが通っていますが、とても良い園で、あの記事はかなり偏ってると思います。
冬の裸足保育は私も驚きましたが、11月から今日まで、外遊びは靴下と外遊び専用の靴で遊んでいるので寒くて困ることはありません。またあまりに寒い日は中遊びをしたり、外遊びは短めで中に入るなど配慮されています。息子は別の園から転園しましたが、どろんこに移ってからは風邪知らずです。
在園児さん、コメントありがとうございます。
HPの記載はちょっと過剰に書いてあったようですね。ちゃんと保育園の方で判断して靴を履いているようですし、中遊びや時間の調整など東洋経済の記事とは違いほっとしました。
やはり裸足効果でしょうか?実感してらっしゃるところからしても効果がありそうですね^^
特に今年はイフルエンザや胃腸炎等かなり流行っていましたから、その中で風邪もひかなかったということは素晴らしいです。
きっと、東洋経済の記者に情報提供していることを考えてもいい先生は多いんだと感じます。
一部の人のせいで、子どもたちや保育士が不利益を被ることがないよう祈ります。