森友学園、わんずまざー保育園のようなブラック保育園の儲けの仕組み

森友学園の保育園で籠池氏の妻の補助金の不正受給や虐待の疑惑が出ています。森友学園のニュースが最初に流れてからほぼ1ヶ月が経ちました。

ニュースの元々は小学校の土地の問題でしたが徐々に森友学園が運営する保育園のニュースにも増えてきました。また、待機児童問題もあり保育園に関するニュースが注目されている気がします。

特に、増えているのが保育園の質に関するニュースです。

これまで保育園に入れないというニュースが多かったのですが、森友学園の保育園が目に余る行いをしていることで保育園に入ってからも安心できないという流れが出来つつあると感じます。

そこで、今回森友学園のようにちょっと信じられないようなことをしている保育園がなぜ新たに小学校を作れるほどお金と力を持つのか考えてみました。

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待機児童問題を突破した後も保育園に待ち受ける問題

待機児童問題を突破した後も保育園に待ち受ける問題

待機児童問題が悪化する一方の現在、保育園に入れてほっとしている人も多いはずです。しかし、保育園もピンキリです。それも、認可だからとか認可外だからとか関係ありません。

そもそも森友学園が運営している保育園も認可保育園ですからね。認可保育園でもいいところばかりではありません。

 第1回「保育園探し「どこかに入れる」は幻想だった」、第2回「やっと入れた保育園… でもそこは地獄だった」に続く最終回。著者は2011年1月に慶太(仮名)を生んだワーママだ。8つの保育園すべてに入園を断られ、絶望の中、やっと入園先が見つかった。しか&

この記事でも認可保育園に入れたと喜んでいたら40人の園児に保育士が3人しかいなかったと書かれています。

私も保育士からそういう保育園で働いていた話を何度も聞いています。

保育士はとにかく子どもが大けがしないことしか考えられない。命を預かっているのだからそのことに必死で、他のことは二の次になるのも当たり前です。このような保育の弊害は子どもだけではありません。保護者も保育園に質問したり、意見したりしますが、いつまでたっても改善されない状況にいつしかモンスターペアレンツのように過熱していきます。

保育士も保育だけでも疲弊するのに保護者に責められ、運営者にも助けられない状況に崩れていきます。

そして、みんなが不幸になる負の連鎖が続きます。

ブラック保育園ほど潤い、優良保育園ほど経営が厳しい補助金制度

ブラック保育園ほど潤い、優良保育園ほど経営が厳しい補助金制度

では、なぜこのようなブラック保育園は存在するのでしょうか?

簡単に言うとブラック保育園の方が儲かるからです。

どういう仕組みかざっくり言うと保育園の売上は預かっている子どもの人数と年齢によってもらえる補助金で決まります。そこから経費を引いた残りが利益です。

この経費の一番大きいのが人件費です。人件費が少なければ少ないほど利益が残ると言えます。

しかし、保育園は0歳児3人につき保育士1人、1~2歳児は6人につき保育士1人と決まっていて預かる子どもの学年ごとに定員から必要な保育士が計算できます。補助金はこの計算を元に人件費が70%になるように計算されています。そのため、ちゃんと保育士をそろえている保育園なら利益がほとんど残らないのです。

それがなぜブラック保育園だと儲かるのか?

待機児童問題を解決するためには保育園を増やして子どもを預けられるようにする必要があります。しかし、保育園を開園する計画書を出す際には園長等の保育士を確保して名前と保育士資格証を提出する必要があります。この保育士不足だと言われている中で多くの計画書では現在運営している保育園で働く〇〇が新保育園で園長になる予定となっています。

また、保育士は他の県で働いている保育士を数合わせで登録するところもあります。

籠池氏の妻が園長と副園長をしているのと同じで本当は1つの保育園専任である必要がありますが、県をまたいでまで調査されないという前提で不正をしています。

そして、保育園には監査といって実際に保育園が計画通りに運営されているか確認にきますが、監査の時だけ他の県から保育士を集めてやり過ごします。

こうして人件費を減らした分は保育園の利益として残ります。これがブラック保育園の儲けのからくりです。

ブラック企業よりブラック保育園は質(たち)が悪い

ブラック企業よりブラック保育園は質(たち)が悪い

ブラック保育園は、給料が安い、仕事がきつい、長時間労働といったブラック企業によくある条件を兼ね備えています。

ブラック保育園だと分かったらやめればいいじゃないかという意見あるかと思います。ブラック企業の時もそういうことをいう人がいましたが、ブラック企業をなかなか辞められない人も多いです。さらにブラック保育園はブラック企業より質が悪いです。

ブラック保育園を辞められない理由は他の保育士の負担が増えることはもちろんですが、一番大きな理由は子どもたちがもっと危険になるからです。

そして、ブラック企業の場合は売っている商品や提供しているサービスに影響し徐々に売上にも反映されていきます。ブラック保育園でも、保育に影響し子どもや保護者も認識するようになりますが今は待機児童の問題もあり我慢して通うことになります。

もちろん、転園する保護者もいるでしょうし、市役所に連絡する者もいるでしょうが、市の担当者が改善を促しても改善しないのがブラック保育園です。

優良保育園ほど増えるシステムが必要

優良保育園ほど増えるシステムが必要

既に、保育士不足になっている保育園は急増している。

今の保育士不足の状態で開園ラッシュが続けば待機児童問題が解消されるどころか新たな問題が発生します。すでに虐待や怪我等のニュースが増えてきていますが、保育の質という保育園全体の評価が揺らぐ問題が出てきそうです。

そのためにも、優良な保育園を運営するところだけが新たなに開園できるようなシステムが必要になってきます。

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