手足口病に赤ちゃんがなったら保育園にいつから登園できる?

手足口病に赤ちゃんがなったら保育園にいつから登園できる?育児の悩み
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夏の時期に流行る手足口病は、手足や口の中に水疱ができるのが特徴です。急によだれが多くなり、口の中の水疱を見て手足口病に気が付くことがあります。

保育園に通っていると、様々な病気に罹りやすくなりますよね。手足口病も感染が広がりやすい病気です。赤ちゃんが手足口病になった場合、治ってからどれくらい経ったら登園できるのでしょうか。

今回は、手足口病の症状や保育園への登園の目安などを紹介します。

 

  • 手足口病になると保育園は休む必要がある?
  • 手足口病が完全に治るにはどのくらいかかる?
  • 手足口病になったら保育園をどのくらい休むものなのか?
  • 発症後、保育園に通えるようになるのはどうなったら?
  • 手足口病は登園許可書が必要な病気?
  • 手足口病になったら家でどういう風に過ごせばいい?気を付けることは?

 

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手足口病とはどんな病気?

手足口病とはどんな病気?

手足口病は、ウィルスによる感染症です。5歳以下の子どもに多く、6~8月に流行のピークを迎えます。症状は、口の中や手足に2~3mmの水疱ができることがほとんどで、その他に肘、膝、おしりに出ることもあります。感染した内の3分の1程の患者に発熱が見られますが、38℃以上になることはあまりありません。

感染経路は、咳やくしゃみによる飛沫感染、水疱を触るなどの接触感染、便を触った手からの糞口感染があります。ウィルスに感染してから、3~5日後に症状がでます。

手足口病は症状が軽くすむことが多いのですが、まれに髄膜炎・脳炎・心筋炎など重い症状になることもあるので注意が必要です。

手足口病に罹ってから、熱が下がらない、意識がぼんやりしているなど、いつもと違う症状が見られたら、病院を受診しましょう。

 

  • 熱があり口の中や手足に水泡状の発疹ができる。
  • ウィルスに感染してから潜伏期間は3~5日。
  • 飛沫感染、接触感染、糞口感染の感染経路がある。

2017年7月28日追記
1歳2ヶ月の娘が通う保育園でも日に日に手足口病発症数が増えていたので心配していました。7月27日、朝登園すると38度の熱があり、連れて帰りました。帰り際、手足口病かもと園長先生と話していましたが、午後になって全身に発疹が出て手足口病と診断されました。
最初におなかにおなかに発疹があるのを見つけて全身見たら足のくるぶしから下にも出ていて、みるみる全身に広がり1時間ほどで全身に出てました。
全身に出ていたので、違う病気の可能性もあるかと思いましたが手足口病という診断でした。今年の手足口病は、おなかやおしり、顔など全身に発疹が出ることがあるそうです。

2017年7月31日追記
熱は下がり、発疹は足以外ほぼなくなりました。
土曜日に病院に行き登園も大丈夫ということでしたので、今日から保育園に行っています。
発疹が出てから4日で登園できました。水疱もできませんでしたし、熱も2日ほどで下がったので軽い方だったようです。

2017年8月30日追記
木曜日から体調が悪く7月19日の土曜日に2度目の手足口病と診断されました。
こんな直ぐにまたかかるのかと驚きました。
インフルエンザのA型、B型のように手足口病にもいくつか種類があり違う種類のものにはかかるそうです。
そう言われると、前回は全身に発疹が出て症状は軽い感じでしたが、今回は手足だけに発疹で口の中が辛そうです。
今回の手足区病は一般的なイメージ通りのもので、前回のは少し特殊なものだったようです。
今回の方が長引きまるまる一週間以上休んで28日月曜日に病院でOKが出てやっと保育園に行けるようになりました。

手足口病でも保育園に登園できる?

手足口病でも保育園に登園できる?

手足口病は、感染が広がりやすい感染症です。保育園に通っていると、登園して良いのか心配になりますよね。

手足口病はインフエンザや水疱瘡などと異なり、登園停止期間に決まりはありません。医師の指示を受けての登園が基本となります。おおむね、ひどい症状が治まり、赤ちゃんの機嫌が良く過ごせるなら登園しても大丈夫だとされています。

 

次に、ひどい症状から回復するまでの期間を確認しましょう。

 

  • 手足口病は医師と相談して登園可能かどうか判断する病気。(区や市によって違う場合があるので保育園で確認するのがベスト)

 

手足口病が治るまでどのくらいかかる?

手足口病が治るまでどのくらいかかる?

手足口病のひどい症状から回復するまでは、3~7日かかります。症状が回復したからといっても、

体からはウィルスが排出されています。咳やくしゃみからは1~3週間、便からは3~5週間排出され、完全に感染を防ぐには最低でも1ヶ月は必要です。

では、保育園は何日間休むとよいのでしょうか。

 

  • 手足口病の症状が出てから回復するまでは、3~7日かかる。
  • 症状がなくなってもウィルスは排出され続ける。

 

保育園はだいたい何日休む?いつまで休む?

保育園はだいたい何日休む?いつまで休む?

保育園によって、手足口病を登園禁止にしているところもあります。その場合は園の規定に従いましょう。規定がない園では、水疱や発熱の症状が出ている3~7日間はお休みするのが目安です。

体調が良くなっても、ウィルスは体に1ヶ月間残ります。その間、ウィルスは唾液や便に混ざって体外に出続けます。体からウィルスが排出されない1ヶ月間、保育園をお休みするのは保護者の負担が大きいので、ひどい症状の時期だけお休みします。

 

  • 保育園は水疱や発熱の症状が出ている3~7日間休むのが目安。

 

保育園にはどれくらい治れば行ける?

保育園にはどれくらい治れば行ける?

それでは、保育園に登園できる体調の目安を見ていきましょう。

 

1つは子ども自身の体調が良くなることです。

手足口病は口の中にできた水疱がつぶれて口内炎ができます。口内炎ができると、食事を思うように摂れません。赤ちゃんが保育園で給食を食べるときに、普段通りの食事が摂れるのであれば、登園しても問題ないでしょう。

 

もう1つは、感染の恐れが低下することです。

先ほど、1ヶ月間はウィルスが残り体外に出続けると書きましたが、感染から完治まで一定の感染力ではありません。一番ひどい症状の時期は水泡があり、水泡の中はウィルスがいっぱいです。水泡がある間は感染力が強く移りやすくなります。しかし、体調が良くなった後はウィルスが出ていても注意すれば感染を防ぐことができます。

 

  • 子どもの調子がいつも通りになってから。
  • 感染の恐れが低下してから。
  • 登園を再開する時は医師に相談してから。

 

登園する時に登園許可書は必要?

登園する時に登園許可書は必要?

インフルエンザなど感染力の強いものに罹った際、登園許可証が必要になります。では、手足口病はどうでしょうか。登園許可証の有無は、保育園や自治体によって異なります。通園している保育園へ確認しましょう。

例えば東京でみてみると、新宿区や練馬区では不要ですが、板橋区では必要です。

 

  • 区や市によって違うので保育園に確認する。
  • 登園許可書が必要な場合は登園再開時に持参しないと預かってもらえない。

 

手足口病の時の家での過ごし方

手足口病の時の家での過ごし方

赤ちゃんが手足口病に罹ると、口の中の水疱が痛くて機嫌が悪いことがあります。夜も泣き続けて眠れないこともあるでしょう。そのような場合、大人も大変ですが、赤ちゃんを抱っこなどして症状が治まるまで待ちます。

発熱がなく機嫌が良ければ、普段通り過ごしてもかまいません。兄弟がいる場合は、感染しないように手洗いとうがいはもちろん、オムツ替えの時には手袋をするなどして予防します。

 

  • 家族への手足口病のウィルス感染に気を付ける。
  • 口の中や体が痛いなどで機嫌が悪いことがあるので、いつも以上に優しく接する。
  • オムツ替えの時は手袋とマスクをする。触ったところは消毒する。

 

手足口病の時のお風呂の注意点

手足口病の時のお風呂の注意点

子どもに熱が無く元気であればお風呂に入っても大丈夫です。しかし、感染のリスクがありますので症状がある子は個別でお風呂に入れるのがおすすめです。唾液や鼻水などにもウィルスがいるので、湯船に入れると他の家族へ感染が広がる恐れがあります。感染のリスクが低くなるころまでは、シャワーだけですませるのがおすすめです。

 

  • お風呂はシャワーだけにしたり、最後にはいったりする。

 

手足口病の時の離乳食や食事の注意点

手足口病の時の離乳食や食事の注意点

口の中に水疱ができると、口の中の痛みで食事や水分が普段のように摂れません。脱水症状を起こす子も少なからずいますので、水分補給に注意します。

離乳食や食事は、刺激になりにくい薄味で柔らかいものが食べやすいです。豆腐や冷ましたお粥、ゼリーやプリンなどは比較的食べやすく、オレンジジュースや固い物は刺激が強いので避けましょう。

 

  • 口の中が痛く食べないこともある。
  • 刺激の少ないもの、すぐの見込めるものを用意する。

 

保育園で手足口病が感染することはある?

保育園で手足口病が感染することはある?

保育園では、色々な病気をもらいやすいですよね。治ったと思ったら、また鼻水が出てきたなんてことは日常茶飯事です。子ども同士は距離感が近く、衛生的観念がまだ発達していないので感染の広がりを防ぐのは難しいとされています。手足口病も同様で、保育園で広がりやすい感染症です。

手足口病は発病しても軽い症状で終わる為、子どもの内に感染して免疫を獲得しながら過ごしていきます。予防接種や薬もありませんので、完全に防ぐことはできません。

次に、保育園や家庭で感染をできるだけ予防する方法を見ていきましょう。

 

  • 保育園で感染する可能性はある。
  • 手足口病の症状が治まってもウィルスが放出されており油断しない。

 

感染を予防する方法

感染を予防する方法

手足口病は、飛沫感染・接触感染・糞口感染でおこります。これらの経路を断ち切るには、手洗いとうがいが基本となります。手洗い後のタオルを共用すると、感染する可能性がありますので避けましょう。

また、オムツ替えをするときには感染しやすいので注意します。症状が治まっても、便には長くて5週間ほどウィルスが含まれるからです。感染予防の為に手袋を付けて、しっかりと手洗いを行います。

 

  • 飛沫感染・接触感染・糞口感染の3つの感染経路がある。
  • 基本は手洗いうがい。
  • オムツ替えは手袋とマスクを1ヶ月間する。

 

普段から気を付けて元気に過ごそう

普段から気を付けて元気に過ごそう

手足口病を完全に防ぐことは難しいですが、赤ちゃんの体が元気であれば症状が軽くすむことも多いです。赤ちゃんは、色々な病気に罹って免疫を獲得していきます。病気になっても、症状が軽くすむように、食事と睡眠に気を付けて元気に過ごせるようにしていきましょう。

 

普段から手洗いうがいをこまめにして感染を防ぎましょう。感染しないのが一番です。感染したら医師や保育園と相談して2次感染を防ぎながら治そう。

 

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元園長が運営する育児情報ブログ

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